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健康になりたければ今すぐ筋トレはやめなさいって本当ですか?

平成28年 5月13日(金):初稿
○「厚生労働省健康づくりのための身体活動基準2013(概要)紹介」でいきなり、METs(メッツ)は「Metabolic equivalents」なんて用語を紹介し、「ウェイトトレーニング(高強度、パワーリフティング、ボディビル)は、6.0メッツで、65歳以上は、止めた方が良いなんて解説する健康本もありました(^^;)。」なんて記載していました。

○実は、この健康本とは、東京都健康長寿医療センター研究所老化制御研究チーム・副部長の肩書きを持つ青柳幸利医師著作「なぜ、健康な人は『運動』をしないのか?」です。その内容は、「のとみいの金融日記」というブログの「青柳幸利氏の『なぜ、健康な人は「運動」をしないのか?』読後感 」に、「結論を言うと、運動には年齢に即した『最適な強さ』があり、弱すぎても、強すぎてもダメだと。そして、その程度が『中程度の運動』と呼ばれるものであり、基準となる単位を『メッツ』で示す、最適な『中程度の運動』は、一日8000歩/20分の歩行」」と簡潔に説明されています。

○私が同著を読んで、気になったのは46頁「健康になりたければ今すぐ筋トレはやめなさい」との小見出しの記述内容でした。その概要は以下の通りです。
・健康になるためには「中強度の運動」が最適で、最も健康で長生きできる身体を作り出す究極の運動
・特別な運動やスポーツの習慣がなくても、一定時間、中強度で身体を動かしている人は、健康を維持し、病気になりにくい
・ジョギングなどの有酸素運動は、心肺機能改善・脂肪燃焼促進等の効果がある一方で心臓、血管、足腰にかかる負担は小さくない
・筋トレで力を入れるときは、一瞬、息を止めるので血圧が一時的に上昇し血管に過度の負担がかかる
・競技のための運動に筋トレは不可欠だが、健康維持目的であれば、筋トレは不要


○私が大好きな筋トレ運動ベンチプレスでは、高重量を上げるために大きく息を吸って止めた状態でできる限り高重量を出来れば10回近く挙げます。息を止めることで力が出るからです。しかし、これをやっているときは、血圧が相当上がるのだろうなと自分でも実感します。若い内は良いだろうが、歳を取ってきた身体で大丈夫なんだろうかと不安を感じるときもありました。それが、上記「筋トレで力を入れるときは、一瞬、息を止めるので血圧が一時的に上昇し血管に過度の負担がかかる」との記述に一気に心配になってきました(^^;)。

○筋トレの原則は、力を抜くときに息を吸い、力を入れるときに息を吐くことです。しかし、ベンチプレスで高重量を上げるためには、息を止めたままにするのが原則です。試合では1回だけ挙げれば良いので、その間だけ息を止めるのはさほど問題ないでしょうが、10回近く息を止めたまま挙げるのは、やはり、血管に悪いのではと考えて、繰り返し挙げるベンチプレス練習時には、1回毎に息を吸って吐くことにしました。

○「スポーツをすると健康になれない-本当ですか?」にも紹介していますが、運動有害論は結構根強くあるようです。マラソン有名選手の寿命を見ると、中高年世代には超有名な東京オリンピック覇者アベベ選手は41歳で亡くなっています。しかし日本のマラソンの父金栗四三氏は92歳の長寿でした。「“スーパー高齢者”の競技会-に大感激・大感動」で紹介した90歳で世界記録更新の守田満さんの例もあります。気にせず好きな運動は継続していきます。
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