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”9割の高血圧は自分で防げる”を読んで-血管と道路のたとえ

平成26年 3月28日(金):初稿
○「久しぶりに胃炎-健康に関する愚痴です」に、平成26年3月からは6年4ヶ月も前の話ですが、平成19年12月当時「酒もタバコもやらず定期的に運動を継続する節制の人生を歩んで居るにも拘わらず、平成19年秋の定期検診では、LDLコレステロール過多、高血圧、腹回り過多のメタボ症候群を指摘され、驚いて毎朝血圧を測るとひどい時は200-100迄上昇し、驚愕して内科を受診し、24時間血圧検査を受けるとやはり血圧が高いとのことで毎日1錠の血圧降下剤を投与され、1ヶ月を経過しています。」と記載していました。

○高血圧なんて無縁と思っていた私が、高血圧の診断を受け、降圧剤を処方されてしまい、憂鬱な状況となりましたが、その後、節制に節制を重ね、ほぼ1年間で体重を10㎏近く落とし、ウエストも86㎝から74㎝まで12㎝落とし、体脂肪も25%以上あったものを15%程度まで落とす努力を継続しました。そして、平成19年12月に毎日朝1錠の服用を指示された降圧剤も「平成20年9月4日、血圧が安定しているとのことで服用停止を指示されました。やったー!万歳!と叫びたい心境でした。血圧降下剤は一度飲み始めると一生飲み続けなければならないと聞いていたからです。」と「嗚呼!メタボ症候群か-メタボ症候群完全解消か?」記載の通りです。

○その後は、時折、血圧を自分で測っていますが、多少の変動はあるも落ち着いており、自分の身体に関しては高血圧の心配はありません。しかし、20代初めから収縮期血圧200以上の高血圧でたまに治療を受け、降圧剤を処方され、降圧剤で血圧コントロールが出来ているときは平均90/170で、降圧剤が切れて自然の状態では平均110/200と言う重篤な高血圧状態の方が、降圧剤を切らして2ヶ月程自然状態の平均110/200の状況の時、交通事故で胸部強打して救急車で運ばれ、入院し4日後に脳出血で死亡し、交通事故と死亡の因果関係が争われている事件を担当し、血圧の勉強をしております。

○この事案では、事故直後の救急車の中では拡張期血圧250にも上昇し、その後も平均110/200の血圧状態なのに、胸部強打を治療するため入院した整形外科では、慢性腎不全等も発見されたのに降圧治療が全くなされず、入院4日後に脳出血を起こして死去しました。担当医師の過失と交通事故による胸部強打での激しく続く疼痛ストレスが競合して死亡したと主張して保険会社に訴えを提起していますが、保険会社側は単なる病死でであり、医師に過失はなくまた交通事故の傷害とは無関係であると激しく争っています。

○いずれ判決になる事案ですが、余り詳しく書くと守秘義務違反だと問題になる可能性もあり、この程度で納めますが、この事案での主張をするため血圧、血流、血管、脳出血原因等を色々勉強中ですが、たまたま本屋で立ち読みして購入した桑島巌医師著作「9割の高血圧は自分で防げる」での判りやすい例えで説明しており、私の備忘録として整理します。

・血管は道路のようなもの
道路は乗用車、トラック、バスなどの車が走り、人や物を隅々まで運ぶが、血管は血液が、人が生きる上で欠かせない息をして取り入れた酸素と食事をして取り入れた栄養を身体の隅々まで運ぶ道路

・大動脈は、高速道路のような幹線道路、毛細血管は車がやっと通れる細道
道路は人間生活のライフラインで、血管は人間の生命を維持するためのライフライン

・道路は車の重みで圧力を受け、血管は血液の流れ(血流)で圧力を受ける-血圧

・心臓が縮んだときが「上」、伸びたときが「下」
心臓が縮み、弁が開いて血液が勢いよく心臓から飛び出す時が「上」で収縮期血圧、縮んだ心臓がパーッと身を広げ、弁が閉ざされて心臓から血液が出なくなったときが「下」で拡張期血圧
心臓は、この1回の収縮と拡張で「ドクン」となるが、1分間に60~100回ほど「ドクン」を繰り返している。
収縮期は、血液が勢いよく身体中に飛び出していくので血管が受ける圧力も大きくなり、拡張期は心臓から血液が飛び出さないので血管の受ける圧力は低くなる。

・血圧測定基準は「ミリメートル水銀柱-mmHg」
心臓が収縮したときに血管から飛び出す血の高さは1.5mから2mになるので、この高さを水で測ろうとすると2~3mの高さを要する。そのため、血液の13倍の重さがある水銀を用いて測っている

・心臓から血液が出ていない拡張期血圧がゼロにならないのは第二の心臓即ち動脈のおかげ
第二の心臓とは、心臓から身体の各部分に血液を届ける血管、つまり動脈のこと。心臓が拡張して弁が閉じられているときは心臓から血液は送られないが、その代わり、一時の間ため込まれた動脈の血液がさらに先の動脈に送られていく
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