平成26年 2月23日(日):初稿 |
○「浅田真央さんの復活快演に安堵と感激-努力継続の重要性痛感」で、「私自身、ああなりたい、こうなりたいと、色々手を出しては努力しているつもりですが、現実は厳しく思い通りいきません。いくら努力してもダメなものはダメが現実です。」と記載していましたが、私の夢の一つに60歳でベンチプレス100㎏挙上がありました。一時は59歳で夢が実現できるかと思いましたが、59歳になる年の5月に鎖骨鈍痛発生で、重いバーベルを持ち上げ挙げられなくなり、1年以上に渡って記録が低迷しました。 ○そして、「還暦直後のベンチプレス挙上能力状況-無念100㎏達せず!」に、、 「(還暦60歳到達翌日の)平成23年8月6日時点でのベンチプレス記録は以下の通りです。もちろん、バーベルシャフト正確に20㎏あるもので、今回は重量は正確です。 70㎏10回、80㎏6回、90㎏1.5回、95㎏0.5回、100㎏0.3回 90㎏は、1回は胸までつけて挙上出来ましたが、2回目は胸までつけると潰れると感じて、中間までしか下げられませんでした。」 と夢は潰えました。正に「いくら努力してもダメなものはダメが現実」でした(^^;)。 ○しかし、ここで諦めたら、負けでお終いです。夢はかなわなくても「負けるもんか」と、次の夢に向かって努力する意欲が重要です。そこで、畏敬する仙台在住の大先輩伏見啓さんの「マスターズⅣ男子ベンチプレス日本記録(平成22年10月02日現在)」を掲げました。72歳で僅か54㎏の体重で122.5㎏も挙げており、これは、おそらく不滅の世界記録です。このマスターズⅣ男子ベンチプレス日本記録では、伏見先輩だけでなく、桜井良治さんの70歳60㎏級122.5㎏が72歳67.5㎏級138.5㎏に記録向上しているのも凄いことです。私も、これらの凄い方々を見習い、かなわなかった59㎏級60歳100㎏を、分相応に59㎏級70歳100㎏を新たな夢として追い求める努力を継続します。 ○尻付けの正式ルールでのベンチプレスで平成26年2月22日(土)に初めて BP=25*10,45*10,65*10,85*4,85*5,85*5,75*9 と85㎏連続5回挙上ができました。これで理屈上は95㎏も1回は挙上できます。平成26年5月の宮城県ベンチプレス選手権では1年前の85㎏を95㎏に伸ばすことを目標にし、11月開催予定のベンチプレス選手権で念願の100㎏挙上を実現できれば万々歳です。 ○畏敬する故谷沢永一先生の著作「実践人間学」の82頁に「努力」と言う表題で山片蟠桃の話が出てきます。この話も肝に銘じて努力を継続していきたいと思っております。 **************************************************** 「古より、よく勤むる人は功を遂げ、怠る人はその家、国を失うに至る。 機を見て動き、時を知りて行う人は、何をしてか、ならざる。 ゆえに身を起こすは、勤にあり、知行にあり」 江戸後期の在野の学者である山片蟠桃は、『夢之代・雑論』にこう記した。 蟠桃は大坂の両替商・升屋の番頭だった。 齢54歳のとき一念発起し、毎晩、夢の代わりに20年書き続けたのが『夢之代』12巻にほかならない。 『夢之代』では経済や制度だけではなく、歴史や地理、天文まで論じられた。とりわけ地動説や西洋文明への造詣は深く、その思想は科学的合理性に彩られている。 人間は蟠桃のように、なにごとでもいいから自分の志を立て、倦まず弛まず努力することが大切だ。 私自身、これまでの人生において交わった人を思い浮かべてもそうだ。 「一日にできることはたいしたことがなく、そんなに差異はない。それが、十年も続くと大きな開きが出る」 と痛感したことは少なくない。 一日に少しでもいいから、何かを勤め努力することは大事だ。 努力しようとする意欲が努力の本質であり、蟠桃はその努力を楽しむことできた。それゆえ当代一の学者としても大成したのである。 時間だけは全ての人間に、平等に与えられている。 少しの時間でも毎日努力すれば、十年二十年のうちに他を圧倒するようになる。心したいものだ。 以上:1,696文字
|