平成25年10月28日(月):初稿 |
○「初めての神経根ブロック注射体験でごく一時車椅子生活となる」の続きです。 平成25年10月17日、仙台市内の某大病院の整形外科で、おそらく人生初めての経験となる神経根ブロック注射治療を受けましたが、その後、スッキリ腰痛が解消しました、と言いたいところですが、残念ながら、まだモヤモヤしています。この神経根ブロック注射を受ける前に腰部MRI写真撮影をしており、その画像もCD-ROMで頂いて、いつでもパソコンで再現出来ます。素人目にも第3,4腰椎椎間板が膨隆して後ろの脊髄を圧迫しているように見えますが、神経症状がハッキリしないと言うことで椎間板ヘルニアの診断には至りませんでした。 ○「初めてのMRI撮影経験」を読むと初めてMRI撮影を受けた平成16年5月20日時点では、第5腰椎と仙椎の間の椎間板が薄くなっており、そのため腰を使う運動をすると横の突起骨と擦れて痛みが出てくるのではないかと説明を受けていましたが、平成25年9月のMRI撮影では、第5腰椎と仙椎、第4と第5腰椎の間の椎間板は、いずれもシッカリと厚みを保って何の問題もないように見えるところ、第3,4腰椎の間の椎間板が問題があるように見えました。 ○「無念!腰椎椎間板ヘルニア悪化-2度目のMRI写真撮影」を読むと、「第4と5腰椎の間の椎間板がヘルニア化しているとのことですが、神経への圧迫程度は小さいとのことで、圧迫による炎症で座骨神経痛が生じているが、所定の治療でさほど時間がかかることなく鎮静化するでしょう」と説明を受けていました。 ○平成16年5月は第5腰椎と仙椎の間の椎間板に、平成19年4月は第4、第5腰椎の椎間板にそれぞれ問題があったところ、平成25年9月は第3,第4腰椎の椎間板に問題があり、それ以外は問題が無くなっていました。私の場合、椎間板の状況に相当変動があるようです。しかし、自分としては20数年来の腰痛の発症する位置は不変と思っていました。だとすると私の腰痛は、必ずしも椎間板の異常を原因とするものではなさそうで、これが腰痛の難しいところです。 ○平成25年10月17日に受けた神経根ブロック注射は、コンピューター断層撮影用脊髄造影剤を注射され、脊髄の状況が写っているモニター画面を見ながら場所を確認して、おそらく第3,第4腰椎椎間板が圧迫していると思われる神経根に注射したものと思われます。神経に注射針が触れたと思われる瞬間、その部位に電気が走ったような衝撃を受け左足が瞬間ブルッと痙攣しましたが、痛みがスーッと消えました。しかし、数時間後には、痛みの部位がずれていますが、僅かずつ復活してきました。 ○しかし、その神経根ブロック注射を打つ以前よりは、腰痛がズッと楽になっています。以前は右足の靴下を履く動作が大変苦しかったのですが、殆ど苦しさはなくなりました。また、これで持病の腰痛が無くなったと友人に強く勧められたマッケンジー体操をしても神経根ブロック注射以前は、不快な痛みが増したのが、注射後は、マッケンジー体操を心地よく出来るようになりました。 ○神経根ブロック注射以前に3回ほど打って貰った硬膜外ブロック注射より、神経根ブロック注射の方が私には確かに効果はあったようです。ただ、腰痛の部位等を考慮するといわゆるプラセボ効果(プラシーボ効果)かもしれません。しかし、痛みを感じるのは所詮脳の働きであり、プラセボであれ、なんであれ、痛みが感じられなくなればそれで十分です。現在、少しずつ腰痛は改善されつつあるようにも思え、心地よく出来るマッケンジー体操を真向法の中に取り入れて、無理せず、継続していこうと思っています。 ○たまたまあるパーティでご一緒した麻酔科の医師に神経根ブロック注射前の麻酔で左足が動かなくなり焦ったことがあります等の話をして、神経根ブロック注射の解説等もして頂きました。すると神経根ブロック注射と言っても、注射針を直接神経根に打ち込むことは先ずしない、触れるか触れないか程度のところで止めてそこに麻酔剤を打つと言うことで相当技術を要するような感じでした。神経そのものに直接注射針を差し込んだら大変なことになるなんて説明も受け、神経根ブロック注射の怖さを認識させられました。 以上:1,731文字
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