仙台,弁護士,小松亀一,法律事務所,宮城県,交通事故,債務整理,離婚,相続

旧TOPホーム > 健康 > アンチエイジング >    

“スーパー高齢者”の競技会-に大感激・大感動2

平成25年10月15日(火):初稿
○「“スーパー高齢者”の競技会-に大感激・大感動」を続けます。
平成25年10月10日(木)午後7時30分放映NHKクローズアップNo.34152013年10月10日(木)放送 人生後半こそ輝け!“スーパー高齢者”の競技会は、大変な刺激を与えてくれましたが、番組末尾で、名古屋学芸大学大学院教授下方浩史さんの解説も大いに参考になり、備忘録として後記します。

○同番組では、マスターズ陸上だけでの日本人高齢者の活躍ぶりを紹介していましたが、マスターズのスポーツ界で活躍しているのは陸上競技だけではありません。パワーリフティングの世界でも、特に軽量級のマスターズに凄い日本人が結構います。「男子マスターズⅣ日本記録保持者とトレーニング」で紹介した伏見啓さんがその人です。

○伏見さんについて「男子マスターズⅣ日本記録保持者」と記載しましたが、実は、平成22年3月30日、北米フロリダ州オーランド市での第10回世界マスターズベンチ大会56㎏級で、当時72歳で122.5㎏を挙げた記録は、世界最高記録です。72歳で、且つ、体重55㎏台で、体重の2倍以上の122.5㎏を挙げた記録は、おそらく、不滅の世界記録として残ると思われます。伏見さんは男子マスターズⅣ56級の不滅の世界記録保持者です。

○ちなみに私は61歳9ヶ月の平成25年7月にベンチプレス90㎏を挙げていますが、このときの体重は58㎏台で、伏見さんより3㎏も重く且つ11歳も若いのにこの程度ですから、雲泥の差で、遠く及びません。平成25年10月現在まだ腰痛が続いてベンチプレス記録もサッパリ伸びません。歳を取って記録を伸ばすことの大変さを実感しています。

○伏見さんは、男子マスターズⅣパワー日本記録(平成22年11月07日現在)によると、平成21年4月18日112.5㎏だったベンチプレス記録を、マスターズⅣ男子ベンチプレス日本記録(平成22年10月02日現在)によると、1年後の平成22年3月30日に122.5㎏と10㎏も記録を伸ばしています。未だ61,2歳で記録を伸ばせない私からすると、71,2歳の1年間で10㎏も記録を伸ばすのは驚異の一言です。

○伏見さんの記録は余りに偉大すぎで、到底、目標にはなりませんが、下方浩史さんの「年を取っても体力は落ちるけれども、それなりに自分のベストを尽くす。」とのお言葉を肝に銘じて精進を続けます。

*********************************************

名古屋学芸大学大学院教授下方浩史さんの解説

●90歳の守田さん、よく食べていたが?
そうですね。
あのぐらい食べたほうがいいんです。
やっぱり私たちも、2,400人の人たちを、地域に住む人たちを15年間追跡した調査をやってるんですけれども、その調査の中でも、80を超えた女性は、やはりたんぱく質の摂取量がどうしても少なくなってしまう。
たんぱく質の摂取量が少ないと筋肉も衰えてしまうので、体力を維持するためには、あのぐらい食べたほうがいいんです。
特にお肉をですね。


●コレステロールを心配してしまうが?
若い人はやはり…若いといっても中年までですよね、そういう人たちはやっぱりメタボが心配ですので、ある程度制限をしたほうがいいんですけれども、75を過ぎたらある程度積極的に食べるようにしないと、栄養不足になってしまいます。
年を取っても、たんぱく質の必要量というのは、若い人と変わらないんですね。
消化・吸収の能力を考えると、やはり積極的にお肉を食べるようにしないと、体力の維持はできないです。

●運動をしてよく食べることと、認知症予防の関連性は?
もちろん体力を維持するだけではなくて、適度な運動っていうのは認知症の予防にもなるんです。
例えば私たちのデータでも、1日6000歩以上歩くと、脳の、特に前頭葉の萎縮を防ぐことができるだとか、それから、あのような激しい運動じゃなくても、家事のような軽い運動でも十分に体力維持、あるいは認知機能の維持に役立つというようなデータも出てます。

●あの姿を目指すには何をすべきか?
老後を健康で元気に過ごすためには、やはり、中年の頃からの「種まき」が必要なんです。
つまり運動習慣など、生活習慣の改善だとか、あるいは体力作りを中年の頃からやっていれば、年を取ってからでもその維持が比較的容易にできると。
逆に中年のときにメタボになって、動脈硬化が進めば、心臓病を起こしたり、脳梗塞を起こしたりして健康な老後を過ごせなくなりますので、中年のときの過ごし方っていうのが非常に重要だと思います。

●目標を持つことは大きな意欲を持つことにつながる?
人生の目標を持つっていうことは、生きていくうえでものすごく重要なことなんです。
年を取っていくと、だんだん目標をなくしていくなっていうふうに、皆さん思っているかもしれないんですけれども、私たちの調査では、人間の目的意識だとか、人生に対する積極的な生き方、そういった気持ちっていうのは、40代から80代まで全然変わらないんです。
ただ、年を取ると、それを語らなくなる。
自分の中に閉じ込めて、だんだん諦めていくということになってしまうんですね。
でもそれではだめなんです。
やはり年を取っても、自分の夢だとか目標を持って、それを目指して最大限の努力をするってことが、必要だと思います。

●どうやって自分を鼓舞していけばいいのか?
年を取れば、どうしても体力っていうのは落ちてきます。
これはしかたがないことなんですけれども、年を取るということを、やはり受け入れる必要があるんですね。
年を取っても体力は落ちるけれども、それなりに自分のベストを尽くすと。

そのことが大事であって、そうすることによって、年を取っても輝いた人生を送ることができるんです。
そのことが非常に重要だと思います。
年とともに、元気に生きてほしいです。

以上:2,401文字

タイトル
お名前
email
ご感想
ご確認 上記内容で送信する(要チェック
※大変恐縮ながら具体的事件のメール相談は実施しておりません。

 


旧TOPホーム > 健康 > アンチエイジング > “スーパー高齢者”の競技会-に大感激・大感動2