平成23年11月17日(木):初稿 |
○「真向法と慢性腰痛について」に記載したとおり、私は、40代に入ってから背中側腸骨上端位置の脊柱中心部から数㎝の箇所に軽い鈍痛を感じようになり、疲れると鈍痛程度が増し、40代半ばに軽いギックリ腰を経験して以来、慢性化し、「無念!腰椎椎間板ヘルニア悪化-2度目のMRI写真撮影」記載の通り、平成19年4月55歳の時に腰椎椎間板ヘルニアと診断され、神経ブロック注射を受けたことがあります。 ○その後、整形外科医から処方された薬での副作用で、椎間板ヘルニアの服薬治療は断念して、東京、仙台の数カ所の整形外科や治療院で診察を受け、平成19年6月下旬からは定期的に仙台市内富沢病院で銭谷整形外科医師のAKA療法を受け、劇的な効果はありませんが、着実に改善することが感じられ、以来、腰痛は完治しませんが、悪化しないように3ヶ月に1回は銭谷医師のAKA療法を受けております。 ○腰痛と言うと、ヘルニアや脊柱管狭窄症等が原因と言われてきましたが、AKA療法での考え方は、主な原因は仙腸関節の機能障害と言うことで、仙腸関節の動きを良くするための手技を整形外科医自身が20分程かけて行ってくれます。おまじないみたいなところもありますが、これで腰痛は悪化しないと自分に暗示をかけるために3ヶ月に1回はAKA療法を受け続けています。 ○このように長年の腰痛持ちの私は、腰痛に関する書籍は色々読み漁りましたが、福島県立医大の菊地臣一博士の言う腰痛持ちの80%は原因不明というのが本当のところと感じていたところ、平成23年11月16日放送NHKためしてガッテン「驚異の回復!腰の痛み」を観て納得しました。以下、放送内容備忘録です。 ・腰痛の85%が原因不明 椎間板ヘルニアは犯人ではない。従来の腰骨の間にある「椎間板」が飛び出して、神経を圧迫し、痛みやしびれを起こすとの考えは間違い。ヘルニアを切除して、神経の圧迫が無くなったのに、痛みが消えない人、さらに、ヘルニアがあるのに痛みがない人が続々と見つかっている。 ※この点は、現在の常識になりつつあります。 ヘルニアは、白血球の一種「マクロファージ」が食べて、多くの場合消えてしまう ※ヘルニアは自然解消することも多いとは知っていましたが、「マクロファージ」が食べるからと言うのは、今回初めて知りました。 ・85%の原因不明腰痛の正体は、ストレス 福島県立医科大学が、原因不明の腰痛患者の脳血流量を調べたところ、7割の腰痛患者が、健康な人に比べて血流量、つまり脳の働きが低下していることが判明 アメリカのノースウエスタン大学がさらに詳しく調べると、活動が特に低下しているのは「側坐核(そくざかく)」という部分 「側坐核」は、痛み信号が脳に届くと、鎮痛物質を働かせる命令を出すと考えられ、これによって、脳は大きな痛みを自動的におさえていた ところが、慢性的なストレスを受けると、側坐核の働きが低下。鎮痛物質に命令がいかないので、痛みがおさえられず、激痛を感じてしまう ストレスが痛みの原因を作るのではなく小さい痛みを強めて激痛を生み出す ・原因不明の腰痛治療の決め手 腰が痛い → 活動低下 → 家族・医師の不理解 → もっと痛い との痛みの悪循環を断つこと 鎮痛を司るとされる「側坐核(そくざかく)」は、快楽と強く関連する場所なので、自分の好きな食べ物や音楽、においなどを積極的に取り入れることで、働きがよくなり、鎮痛作用が高まり、腰痛軽減 NHKでは、この腰痛軽減のためのストレス除去の具体的方法を取材中で、「腰痛第2弾」として放送予定とのこと、乞うご期待! 以上:1,468文字
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