平成21年 6月29日(月):初稿 |
○「私が健康維持に腐心し拘る訳-要介護老人化予防」に記載したとおり、生来虚弱体質で病気ばっかりしていた私は健康には人一倍注意してきたつもりですが、現在の一番の願いは,今後、老境に入っても介護老人にはならず、寿命が来たら、健康を維持したままポックリとあの世に行くことです。 ○「理想的な大往生-あるお客様の例1」記載の通り、渡辺淳一氏が言うように「血液がさらさらと流れ」、「健康に長生きした人は、他人に迷惑をかけませんし、長寿を全うして死ぬ人は、あるときころりと、2,3日休んだだけで、眠るように亡くなります。」と言う状況になることを心から念願しております。 ○そこで、最近、ズバリ、「マンガでよく分かる介護老人にならない!法」と言う書籍を購入して読んでおります。「マンガ」と銘打っているので、絵が多く、読みやすいだろうと思って購入しましたが、その予測は甘いものでした。確かにマンガはありますが、マンガ部分以上に、文字-登場人物のセリフ-がビッシリ詰まっており、読むのに結構難儀します。 ○著者後書きでは、 「自然治癒力や、症状は療法である、症状は人間の味方であるという、自然が与えてくれた良法」を知って、「百才になっても歩ける体、痛みもなく、どこにも不都合がなく、無病で過せる道」というものをこの本の中で紹介しています。とあるとおり、大方私が畏敬する石原結實医師の著作と同様な自然健康法、小食、特に下半身の筋肉運動等を強く薦めています。 ○その記述の中で印象に残ったのは、「目からウロコ・医学の革新 心臓はポンプか」と言う章です。以下、心臓はポンプではなくタンクに過ぎないとの説の概要です。 ・心臓は鼓動しているからポンプのように見えるだけのことで、本当は血液を調節するためのタンク(貯水池)に過ぎず、本当のポンプ作用は毛細血管網にある。 ・ミミズやナメクジには心臓が無くても血液は循環しており,鶏の卵もふ化後最初に血管が発生し,心臓は後から創られる。血液の数が大幅に増えると心臓が形作られてくるが、それは血液量が増えるから調節する必要上創られる。 ・人間の毛細血管は51億本もある顕微鏡で無ければ見えない極細管で、心臓の鼓動だけで血液循環は不可能。毛細血管にあるルージェ細胞が開いたり綴じたりして毛細血管内に真空を発生させ,この真空が心臓から血液を吸引している。 ・消防ポンプ管は、管内を真空にしてマンホールから水を吸い上げるため、人間が乗ってもつぶれないほど分厚く創ってあり、これに対し水を出す管は薄く使用しないときはグルグル巻きにしてある。吸い上げる管が分厚く出す管は薄いのがポンプの原理のところ、心臓は吸い上げある静脈が薄く、出す動脈が分厚くなっておりポンプの原理に合わない。 ・結局、血液を循環させているのは毛細血管網のルージェ細胞によるポンプ作用であり、心臓のポンプ作用ではない。 尚、血液循環に重要な役割を果たすグローミュー血管の話は別の機会に行う。 以上:1,216文字
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