平成18年12月24日(日):初稿 |
○8ヶ月の未熟児で仮死状態で生まれた私は、生来虚弱体質で幼児時代からしょっちゅう病気ばかりしていました。その最も大きなものが両耳中耳炎で、25歳、37歳の2回手術をしました。湯浅涼先生のお陰で、ここ30年中耳炎の炎症は起きなくなりましたが、難聴は進行し、現在身体障害6級の難聴者となり、補聴器無しでの会話は困難な状況です。37歳の手術は正確には耳小骨修復手術で中耳炎の手術ではありません。 ○私は生来のアレルギー体質で、この体質では繋がっている耳、鼻、喉の3カ所の粘膜が全て過敏で炎症を起こしやすいと言われています。私も耳だけなく、鼻も弱く、数年前までしゅっちゅう鼻風邪をひき、鼻を詰まらせ或いは鼻水でぐずぐずすることが多くありました。同様に喉の粘膜も弱く、喉は今でも時々痛くなり、神経質な私は痛みを感じると直ぐに湯浅先生の将監耳鼻咽喉科に行って診察して貰います。 ○私が昔苦しんだ病気の一つに、喘息があります。小児喘息が多いようですが、子供の頃は、喘息が起きたことがなかったのに19歳になる年の春、文理予備校に通うため郷里気仙沼から仙台に出て来たとき、突然、喘息に襲われました。 ○昭和45年3月大学受験に失敗した私は、仙台の東北文理予備校(現在の河合塾仙台校)に通うため、仙台市南光台に下宿を見つけ、3月の下旬でまだ寒い時期でしたが、ヤマハの125CCバイクに乗って3時間寒風に身体をさらして、郷里気仙沼から仙台に引っ越しました。 ○この寒風にさらしての3時間のバイク行脚で身体がすっかり冷え切って、風邪をひいてしまいました。仙台の下宿に到着すると寒気に感じ、熱が出て来て、翌日には身体を動かずのも大変なほどの高熱となり、当時の仙台市南光台にあった内科医院で診て貰い、解熱剤等を処方して貰いました。 ○熱の方は程なく下がったのですが、喉に痰がビッシリとこびりつき、呼吸困難になった状況がなかなか治まらず、南光台のA医師から、喘息と診断されました。この時、喘息は初めての経験でしたが、如何に苦しい病気であるか痛感させられました。 ○喉にこびりついた痰のため呼吸が苦しく、呼吸すると喉がピーピー鳴ります。一旦咳き込むとなかなかおさまらず、喉をぜーぜー鳴らしながら連続して咳き込み、咳き込みで身体が振動し、これで体力を消耗して疲れ切った状況になります。 ○4月から文理予備校に通い始めましたが、喘息が治らず、特に夜になると咳き込みの発作がひどくなり、身体を仰向けに眠ることが出来ず、睡眠が殆ど取れません。そのため昼予備校に行っては眠くて机の前に身体を倒して眠る状況が続き、この先一体どうなるのかと不安な予備校生活のスタートを切りました。 以上:1,102文字
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