平成16年 9月26日(日):初稿 |
1.当事務所の民事分野における主な取扱業務と方針は以下の通りです。 ■交通事故事件 私が最も好んで取り扱う事件の一つです。その取組方針等は、「交通事故」に記載したとおりです。 原則として、裁判手続により、「出し渋りの保険会社」と、徹底して闘います。 ■離婚事件 離婚事件は敬遠される弁護士が多いのですが、私は、自身の勉強になるので、好んで取り扱っています。 私の考え方は、このHPの「男女問題」に記載したとおりです。 ■相続 遺言書作成、遺言執行、遺産分割・相続に伴う紛争処理ですが、相続人調査、登記問題、税務問題、土地境界問題等弁護士だけでは困難な場合も多く、提携している「九士会」の各専門家と連携し、時に業務分担して、総合的解決を目指しています。 ■企業倒産事件 企業倒産と言うと自己破産申立、民事再生申立をされる弁護士が多いのですが、私は、 「民で出来ることは民で行う、出来る限り官の力は借りない」 と言う方針で倒産処理を行います。破産等「官」による手続は余計な費用と時間がかかるからです。 よって、企業倒産を、任意整理という形式で行います。その方針は、事業者債務整理通知書等1以下に記載しています。 ■債権回収事件 債権は、売掛金から貸金、約束手形金、預け金、各種損害賠償請求権等事案によって様々の種類があります。 これは、原則「官」の力を借ります。即ち裁判手続によって判決、和解調書等の債務名義(強制執行できる書類)を取り、出来るだけ「一括」回収を目指しますが、弁護士依頼事案は、一括回収は困難で、「分割回収」が多くなります。 「分割回収」については、常時支払状況が一覧でき、遅れが出るとクリック一つで催告書発送する等厳しく管理する桐による「債権管理システム」が整備されています。 但し、いくら管理を厳しくしても、無いところからは取れません。ここは正にケースバイケースによる解決を目指します。 ■売買等各種契約書作成等 桐によって書式を整理し、迅速に事案にあった契約書が作成できる体制を充実させていきたいと思っております。 ■消費者倒産 一般消費者のサラ金・クレジット等の債務整理案件は、常時、多数抱えています。 債権者一覧表始め作成書類が結構ありますが、当事務所は桐による簡易・迅速文書作成システムを駆使して、迅速な事務処理を心がけています。 自己破産、個人再生、任意整理等ケースバイケースで取り扱います。 ■借地・借家 明渡を求める側からの依頼が多く、速やかに裁判手続を取って、明渡を求めるか、多くの場合、裁判上の和解をして、以降の賃料管理・明渡請求が確実に出来る様処理します。 ■その他 証券取引被害・先物取引被害、欠陥建物、医療過誤等の特殊事件も扱いますが、これらは、専門としている各弁護士と提携して処理するようにしています。 今後、取り組んでみたい事件としては、 ■知的財産権紛争 ■行政事件 等があります。 2.刑事事件について 刑事事件も、好んで取り扱っていましたが、平成21年からは取り扱わないことにしました。 刑事事件における私の方針は、被告人になられた方の、心からの更生-立ち直りを念願することで、いたずらに刑を軽くすることにはこだわらりませんでしたが、これは被告人の方のご希望に添わないことが多く、私自身の刑事弁護のあり方に疑問を感じたこと、更には、難聴の進行で被疑者・被告人の位置と弁護士等面会の位置が、強化ガラスで仕切られた被告人・被疑者接見室でのコミュニケーションを取るのが辛くなってきたからです。 詳しくは、「私が刑事事件について引退表明した理由1~3」記載の通りです。 被告人になられた依頼者の方が、真実更生し、二度と罪を犯さないために、どのようなアドバイスが良いか、私なりに、じっくり考え、時には、厳しいアドバイスをしてきましたが、今後はこれもなくなりました。 3.弁護士費用について 当事務所の弁護士費用の標準は、「小松亀一法律事務所報酬基準抜粋表」に記載したとおりです。 規制緩和の波により、弁護士費用も、平成16年4月から、統一基準が撤廃され、各自自由に決めることが出来るようになりました。 当事務所は弁護士費用の分割も扱っていますので、気軽にご相談下さい。 以上:1,714文字
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