令和 3年10月13日(水):初稿 |
○私も、繰り下げ受給を含めて年金全額が貰える年齢に達しましたが、日本の年金額は世界各国の年金額の中でどの程度のランキングなのか興味を持ち、ネットで色々調べています。しかし、年金制度ランキングの記事はありますが、具体的な年金額のランキングデータは殆ど見当たりません。レファレンス協同データベースというサイトのレファレンス事例詳細(Detail of reference example)に具体的な金額が記述されていますが2002年現在と20年近い前のデータで余り参考になりません。以下の通りです。 日本17万4839円、アメリカ単身者10万5317円、イギリス単身者6万1172円、ドイツ職員年金8万6460円、スウェーデン全受給者7万3080円 ○上記データでは、日本の平均年金額はダントツに多いのですが、他の年金制度ランキングをみると日本は相当低く評価されています。Mochaというサイトの「世界の年金制度ランキング 日本はかなり低かった」では、世界の年金制度は、「マーサーCFA協会グローバル年金指数」で39か国中32位!とされていました。「グローバル年金指数は「Adequacy(十分性)」「Sustainability(持続性)」「Integrity(健全性)」の3つに大別される50以上の項目で年金制度を評価し、総合指数値を算出しています。」と説明されていますが、肝心の年金具体的金額は不明です。 ○「世界年金ランキング2018が発表!海外の年金制度の評価を日本と比較」では、「先進国の中で日本の年金制度は最下位で、全体で見ても34ヵ国中29位とかなり低い結果となっています。」とされ、その理由は「少子高齢化が進む日本では、保険料を支払う若者が減る一方、年金を受給する高齢者が増えているため、年金制度の持続性が低いことが、低い評価に繋がっています。」と説明されています。 ○日本の賃金の世界ランキングはどうなっているかについては、Mochaというサイトの「世界の平均賃金ランキング、1位はアメリカ。日本は何位?」で「2020年の平均賃金を見ると日本はG7の中で下から2番目」と年金同様大変低い評価です。 日本の国力の低下が言われて久しいのですが、日本は賃金においても年金制度においても、隣の韓国に抜かれているようです。平成になったばかりの頃は、日本は世界随一の経済大国なんて言われたこともありましたが、この30年凋落の一途だったようです。 以上:1,015文字
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