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相手の顔色をうかがい機嫌取りをする努力を!

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平成17年12月 1日(木):初稿
○結婚しても半分は失敗するが私の持論ですが、これは決して失敗-離婚を奨励するものではありません。結婚しても半分は失敗するものであり、実は結婚とは大変難しいものです。ですから結婚しても決して安心しないで慎重に結婚生活を送り、失敗に至らないように努力すべきと言う私の願いを表したものです。

○繰り返し強調していますが、離婚せざるを得なくなる場合の離婚当事者双方の消耗エネルギーは大変なものです。特に子供が居て子供とは離れたくないのに離婚によって離れざるを得なくなる当事者の精神的苦痛はとてつもなく大きいものです。

○離婚で子供の親権争いとなった場合、殆どの場合、妻に親権が認められ、夫は親権を得る例は稀であり、それでも子供と離れたくないとして離婚を拒否して泥沼の離婚紛争に陥る例を山のように見ていると、こうなる前にどうして結婚生活、特に妻との絆を維持するための努力を怠ってきたのかと思うことが良くあります。

○では結婚に失敗しないためにどのような努力をすべきかというと、それは「常に相手の顔色をうかがい機嫌取りをする」ことに尽きます。

○「顔色をうかがう」或いは「機嫌を取る」等と表現すると、そんな卑屈な態度でゴマスリなんか出来るかと言う声が聞こえてきそうです。しかし「顔色をうかがう」とは、相手が「何を思い、何を求めているか」について常にアンテナを張ってキャッチする努力をすることであり、決して卑屈になることではありません。

○有能なリーダーは一見威張っているように見えても常に部下の顔色をうかがい、部下が「何を思い、何を求めているか」について思いを巡らし、部下の思いに応えて部下が力を発揮するように努力をしています。相手の思いに応える努力とは「機嫌を取る」ことです。

○夫婦間においても外見上強い態度を取っていても、根底には「相手の顔色をうかがい機嫌を取る」気持を忘れず、相手に「顔色をうかがって機嫌を取られている」と言う実感を持たせる努力が必要です。相手が「機嫌を取られている」と思えば「自分は評価され、大事に思われている」と実感します。

○最終的にはこの「自分は評価され、大事に思われている」と実感させることが重要なところ、弁護士事務所に相談に来る夫婦は、「自分は評価され、大事に思われている」など夢の又夢の方ばかりです(この話題後日に続けます)。
以上:961文字

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