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2005年11月28日「模擬裁判」

平成17年11月30日(水):初稿
 お久しぶりです。

 10月は模擬裁判の準備で忙しく,11月は特にこれといった理由はなかったのですが,日記をさぼってしまいました。申し訳ありません。
 
 10月22日,23日は模擬裁判がありました。事件は強盗被告事件でした。
 22日に第1回~第4回公判(結審)まで,23日に判決期日。ハードでした。
私は裁判官役4人,検察官役4人,弁護人役4人の12人で構成され,私は弁護人役で,被告人主質問を担当しました。

 模擬裁判とはいえ,初めての模擬公判は貴重な体験でした。 被告人との接見や,弁護人同士での話し合いと訴訟準備,私たちが1か月弱でかかりきりの1つの事件を,実際の実務家は同時にいくつも抱えているのだと思うと,改めてそのすごさを感じました。
 
 公判では,予想外の事態続きで,とまどいながら進み,結審した後は,弁護人グループと検察官グループは飲み明かしました(笑)
 その間,裁判官グループは徹夜で判決書き。本当にお疲れ様でした。
 
 結局,判決は恐喝罪で1年6月執行猶予3年。
公判でどちらが勝ったというのもおかしいですが,刑をみれば,弁護人側の勝利。

 しかし,事実認定は,検察官の主張した事実がほとんど通っていたので,勝ったのか負けたのか,微妙なところです。おそらく,検察官主張の事実がほとんど通っているので,一歩違えば強盗罪で実刑だったと思うので,実際の訴訟で,同じ訴訟追行をしてしまったら,弁護人側の負け,といったところでしょう。
 
 被告人の話に乗るだけではなく,実質的にその主張事実を裁判所が認定してくれるよう,証拠の見方や主張をしなければならない,ということが学べた点がとてもいい経験になりました。
以上:700文字

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