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平成28年第11回司法試験合格者発表雑感

平成28年 9月 7日:初稿
○平成27年9月6日、平成28年司法試験-新司法試験としては第11回目-合格者が発表になりました。例によって法務省HP法科大学院別合格者数等のPDFファイルからデータを桐に読み込みました。

我が母校東北大学法学部の「東北大学法科大学院」は、
合格者数では15位の23名
合格率では12位の23.96%
です。

平成27年の
合格者数では14位の35名
合格率では13位の25.74%
から、合格者数順位、合格率、いずれも少々ダウンしました。

平成26年は
合格者数では11位の42名
合格率では11位の26.42%
ですから、この3年間、合格者数・合格率いずれも下降状態が続いています。仙台弁護士会から指導教官が数名出ているのですが、どうしたのでしょうか。

○合格者数は前年1850人から267人減の1583人で、日弁連主張1500人に近づきました。法務省HP「平成28年司法試験の結果について」「総合評価」によると、総合点の最低点が平成27年432.39点のところ、平成28年は414.60点で、却って下がっており、最低点を上げて、合格者数を絞ったわけではないと思ったのですが、この最低点は合格者の最低点ではなく、全受験者の最低点のようです。「採点結果」によると総合点「880点」が合格者最低点のようです。

○平成27年の合格者最低点は総合評価の総合点835点と記載されていますので、合格最低点をこの835点から880点に上げて、合格者数を絞ったようです。平成27年受験なら835点で合格するのに平成28年は合格しないというのは、法の下の平等違反ではないでしょうか(^^;)。合格最低点は、毎年同じにすべきと思うのですが。ちなみに合格最低点は、この5年間以下の通り変遷しています。
平成24年780点2101人
平成25年780点2049人
平成26年770点1810人
平成27年835点1850人
平成28年880点1583人

平成28年と平成26年の合格点差は110点もあります。平成28年の合格最低点を770点とすれば軽く2000人以上合格したはずです。実に不合理です。

○総合点の平均点は、平成27年が793.16点のところ平成28年が829.52点と36.36点平成28年が上昇しています。合格者平均年齢は平成27年29.1歳から平成28年28.3歳と1歳近く若返っています。合格者最高年齢が平成27年68歳が、平成28年66歳となっていますが、私より年上の66歳で合格するのは凄いの一言です。

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司法試験合格者 最少1583人…合格率は横ばい
毎日新聞2016年9月6日 21時12分(最終更新 9月6日 21時21分


法務省は6日、今年の司法試験合格者を発表した。合格者数は新試験に完全移行した2012年以降で最少の1583人(昨年比267人減)となり、3年連続で2000人を割り込んだ。合格率は前年からほぼ横ばいの22.9%だった。受験者数は6899人で昨年比1117人減。合格者の平均年齢は28.3歳で、最年長は66歳、最年少は21歳。男性は1212人、女性は371人だった。

 法科大学院別の合格率は一橋大の49.6%がトップで、東京大(48.1%)、京都大(47.3%)と続いた。合格者数では慶応大が155人で1位となり、2位は早稲田大(152人)、3位は東京大(137人)。上位10校が全体の半数以上を占めた。

 また法科大学院修了者のうち法学部出身者向けの既修コース(2年)の合格率が30.7%だったのに対し、法学部出身者以外が中心の未修コース(3年)は11.6%にとどまった。

 法科大学院を修了しなくても司法試験受験資格を得られる「予備試験」通過者は235人が合格。合格率は61.5%となり、通過者の受験が始まって以降5年連続で、どの法科大学院よりも高かった。

 政府は昨年6月、司法試験受験者の減少や合格率低迷を受け、「年間合格者を当面1500人程度を下回らないようにする」ことを柱とした提言を決定している。【鈴木一生】


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