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半月板の構造と機能についての覚え書き

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平成28年 7月13日:初稿
○現在、側面衝突交通事故によって膝を強打して外側半月板損傷と診断され、半月板の一部を除去する手術を受け、その後、正座・しゃがみ込みが出来なくなり、且つ、手術した膝から足にかけて疼痛とむくみが残り、長時間歩行ができなくなりましたが、自賠責保険の後遺障害認定は、「半月板は除去され、術後の経過は良好であることから、多角的に神経系統の障害が証明されるものとは捉えられません」との理由で後遺障害等級としては14級とされた事案を扱っています。

○素人的には、半月板の一部が除去され、疼痛が残って正座・しゃがみ込み・歩行が困難になっているので「他覚所見」があると認められて然るべきではとも思われます。そこで後遺障害等級12級を求めて提訴するか、その前に異議申立をするか判断するため半月板の構造・機能等について勉強中です。以下、その備忘録です。

○先ず半月板の画像を探すと以下の通りです。

平面図2態
  

立面図2態
  



半月板の構造
臨床的に最も問題になるのは膝半月板

肉眼的解剖
半月板は膝関節の内・外側に存在する大腿骨・頸骨に挟まれる組織で、大腿骨側は凹面、頸骨側はフラットか凸面の構造
内部は豊富な細胞外器質に囲まれた繊維軟骨細胞を含む繊維軟骨で構成され、内側半月板はC型、外側半月板はO型の形態

組織学的構造
タイプⅠコラーゲン繊維が円周状に配列するcircumferentialと、それに直行するように配列する少量の fibers radial tie fiberから構成

神経・血管
関節症性変化を生じると辺縁のコラーゲン繊維の変性の進行、血管増生、神経繊維密度の増加がみられ、軟骨変性が高度になるほどfibrocatilage junction付近の血管・神経密度が増加

生化学的構造
年齢、変成程度などにより異なるが、湿重量の72%は水分、残り28%は有機成分、細胞外器質と細胞で構成

半月板の機能
様々なメカニカルストレスから膝関節を保護する繊維軟骨組織であり、その機能不全は多くの関節障害を引き起こす。
荷重分散

正常半月板は関節面を60%程度被覆し、50%以上の荷重を伝達し、内・外側コンパートメント(※仕切り)それぞれについては、外側半月板が70%、内側半月板が50%程度の荷重を伝達する

kinematics(運動学)
半月板の荷重伝達の役割は深屈曲位でより重要、

固有感覚
関節固有感覚は空間での身体の位置や運動を認知する機能、関節位置覚、運動覚を含み、関節安定性に寄与

関節安定性
内側半月板を切除すると膝前方動揺性が増加、半月板は膝関節屈曲位で膝関節安定性に寄与、内側半月板後節の機能が最も重要

関節潤滑・栄養
半月板は関節液を関節軟骨に浸透させ、荷重時の摩擦を軽減、半月板の外1/3部分は血管網があり、それにより栄養を受けている

以上:1,145文字

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