令和 7年 7月13日(日):初稿 |
○令和7年7月12日(土)は、ツルカメフラメンコアンサンブルの練習日でしたが、練習終了後、夕食を取りながら、最近購入した4KUHDソフトで1995(平成7)年製作映画「カジノ」を鑑賞しました。令和7年からは丁度30年前の製作ですが、映像のクオリティは結構良く、ラスベガスの風景等目に心地よいものでした。ラスベガスは平成24年12月の事務所旅行で訪れ「H19ラスベガス&ディズニーランド・リゾート旅行思い出1」以下にその記録を残しています。ホテルと言い街の風景と言い豪華絢爛だったことが記憶に残っています。 ○映画「カジノ」でも、その豪華絢爛たるホテル等街の風景と一歩外に出た荒涼たる砂漠の風景がまずまずハイクオリティの映像で楽しめます。映画コムでは「巨匠マーティン・スコセッシが、1970年代ラスベガスのカジノをめぐる欲と暴力にまみれた人間模様を描いた骨太ドラマ。(略)凄腕の予想屋サムはマフィアのボスたちに才能を見込まれ、ラスベガスのカジノ「タンジール」のマネージャーを任される。見事な経営手腕でカジノを大繁盛させたサムは、美しいハスラーのジンジャーを見初めて結婚し、豪奢で満ち足りた人生を手に入れたかに見えた。」と解説されています。 ○1970(昭和45)年というと事務所旅行で訪れた平成24(2012)年から40年以上前の時代で、ラスベガスはマフィアが牛耳った無法地帯だったと思われますが、横領・傷害・殺人行為が当たり前のように繰り返されていました。登場人物の多くが無残な最後を迎えますが、名優ロバート・デニーロ氏演ずる主人公だけはしぶとく生き残り、気が滅入るストーリー展開が多い中で唯一救いとなりました。映画「氷の微笑」でセクシー女優として大ブレイクしたシャロン・ストーン氏が37歳時で、相変わらず妖艶でセクシーですがそれだけにとどまらない凄まじい演技で、ロバート・デニーロ氏と渡り合います。 ○シャロン・ストーン氏演ずる女性は、ハスラーと評されていましたが、ハスラーの意味をネット検索するとこの映画で使われたハスラーは「要するに「泥棒」や「詐欺師」などのいわゆる犯罪者のことを指し、特にアメリカなどではネガティブな意味を持つことが多いです。」との意味が一番近いようです。このハスラーを妻にして、女の子をもうけ幸せな夫婦生活を営むかと思われたロバート・デニーロ氏との夫婦関係が破綻していく状況は、身につまされる気が重いものでしたが、名優の両者は巧みに演じており、特にロバート・デニーロ氏の表情は見ものでした。 ○ジョー・ペシ氏が演ずる主人公の30数年来の友人ニッキーは血の気が多く暴挙の限りを尽くしこれだけ悪行の限りを尽くして良く逮捕されないものだと感心します。当時のラスベガスは、治安が悪い、正に無法地帯だったことが実感できますが、最後は、FBI・警察等捜査機関が動いてマフィア達を一網打尽にしようとします。しかし、その結論は、……見ての楽しみです。178分約3時間の大作ですが、マフィア達の悪辣非道行為の連続と主人公夫婦の破綻経過さらに多くの登場人物の悲惨な末路に時間を忘れて没頭できました。 Casino Official Trailer #1 - (1995) HD 以上:1,331文字
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