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映画”ドクトル・ジバゴ アニバーサリーエディション”を観て-残念ながら

令和 7年 4月30日(水):初稿
○令和7年4月29日(火、昭和の日)は、午後最近購入したBDソフトで映画「ドクトル・ジバゴ」アニバーサーリーエディションを鑑賞しました。映画「ドクトル・ジバゴ」劇場版は1965(昭和40)年製作で197分(3時間17分)ですが、アニバーサーリーエディション版は、220分(3時間40分)のさらなる長大作です。ゴールデンウイーク観賞用映画として、いずれも1000円少々で、映画「十戒」、映画「ベンハー」、映画「タワーリング・インフェルノ」のBD版を購入しました。いずれもLD版を所有していましたが、映画「クレオパトラ」を鑑賞して歴史大作を再鑑賞したくなったからです。

映画「ドクトル・ジバゴ」は、その小説や映画があることは知っていましたが、LDやDVDを購入したこともなく、全く初めてで殆ど予備知識もないままの鑑賞でした。映画コムでは「巨匠デビッド・リーンがロシアの作家ボリス・パステルナークの同名小説を映画化し、1966年・第38回アカデミー賞で5部門に輝いた大河ドラマ。ロシア革命に運命を翻弄された男女の愛を壮大なスケールで描く。」と解説されています。

アニバーサーリーエディション版は、220分(3時間40分)の長大作でしたが、殆ど眠気を感じることがなく最後まで鑑賞しました。しかし結果は、残念ながらの一言でした。聞き慣れた言葉の「ボリシェヴィキ」が盛んに出てきますが、世界史をスッカリ忘れていた私は、聞き慣れた言葉だけど、何だっけ程度の認識で、ロシア革命という時代背景を良く認識しないままの鑑賞だったためストーリー展開が良く理解出来ないせいもありました。さらに冒頭から次々と登場する登場人物がなかなか覚えられなかったこともあります。特に重要人物の弁護士コマロフスキーの役割が最後まで良く理解出来ずイライラしました。

○「ボリシェヴィキ」は、レーニンが率いた後のソビエト連邦共産党の前身でプロレタリア独裁体制を確立したものですが、この独裁体制を確立するまでの過程も描かれており、人民のためと称して人民を弾圧していく状況は良く判りました。1965(昭和40)年は、ソ連が強固な体制を敷いていた時代と思われますが、イタリア・アメリカ合作での反ソ・反共映画であることは理解できました。小説「ドクトル・ジバゴ」の作者パステルナークは、ソ連では出版できず、イタリアで刊行し、ノーベル文学賞を授与されるもソ連が認めず、受賞を辞退したことも納得です。

○しかし、映画「ドクトル・ジバゴ」での主人公ジバゴの人間性には殆ど共感できずに終わりました。小説「ドクトル・ジバゴ」は、「「戦争と革命の最中でも、人間は愛を失わない」内容でノーベル文学賞を授与された」とのことですが、映画ではジバゴの優柔不断さ・無責任さばかり感じて全く感動できずに終わりました。ジバゴの不貞行為に恨みがましいことを全く言わず、愛人を「立派な素晴らしい人」と評する手紙を残し、生まれたばかりの子供と共にジバゴの元を去った妻の方がズッと大人物です。

『ドクトル・ジバゴ』予告編 1965年 Trailer

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