令和 7年 4月12日(土):初稿 |
○「NHKテレビ小説”あんぱん”母子別離のシーンにじわじわ涙す」の続きです。毎朝、ツルカメフィットネススタジオでトレーニング後、NHKテレビ小説「あんぱん」を熱心に観ています。前作「おむすび」がサッパリ面白くなくて、観たり観なかったりだった反動もありますが、子役達の演技が心に響くからです。お昼に自宅に帰って再放送まで観ています。 ○「NHKテレビ小説”あんぱん”母子別離のシーンにじわじわ涙す」では、松嶋菜々子氏演ずる母登美子が用事があり直ぐ帰ると言いながら、もう帰ってこないのではとの不安を抱えて母を見送る9歳の木村優来君演ずるたかしの切ない表情にじわじわ涙を流しましたが、令和7年4月11日(金)の放映では、その母から久しぶりにハガキが届き、ハガキに書いてある母の住所の家を訪ねて、玄関から出てくる母との再会ノーシーンから始まりました。 ○再開した母登美子の第一声は、「何しに来たの!」で、これはキツいと感じました。たかしもその言葉に呆然とします。さらに直後に人力車で、母の再婚相手の中年男性とその連れ子と思われる女の子が現れ、母にどうしたと聞くと、実の子を「親戚の子が訪ねてきた」と、たかしの前で弁解し、女の子は登美子に「お母様」と呼びかけます。たかしは、これで全てを悟りました。母はたかしに、早く伯父さんのところ帰れと言って、食事代としてお金を渡しますが、たかしは、受け取ったお金を猛然と投げつけ、母の前を走り去ります。 ○御免与町からはるばる母を訪ねて高知市まで来たのに、思いもよらぬ厳しい仕打ちを受け、とぼとぼと海辺を帰るたかしの姿にホロリと涙が出てきました。たかしは、御免与町の町外れでたまたまあんぱん売りののぶとその母に会い、お腹が空いているだろうとあんぱんを貰って食べると少しずつ元気を取り戻します。伯父宅に帰ると、母と別離の時を思い出して描いた母の絵を、母との決別を覚悟したかのごとく、思いっ切り引き裂きます。 ○以上の過程をたかし役の9歳の木村優来君は、巧くとの表現には当たらない、実に自然に表現しています。可愛さ・けなげさが自然に伝わる演技力は凄いものです。ドラマまで登場する御免与町は実在せず、実在の町は御免町のようです。御免町から高知市までは相当の距離があり、小学1年生の子供が歩いて行くには到底無理と思われます。しかし、あんぱんの面白さには、そんな野暮な突っ込みは不要です。 以上:994文字
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