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映画”カラーパープル”を観て-1900年代初頭米国黒人女性の苛酷さ実感

令和 7年 2月 9日(日):初稿
○令和7年2月8日(土)は、夜、最近ヨドバシ仙台店の大安売りで購入したばかりの4KUHDソフトで映画「カラーパープル」を鑑賞しました。1985(昭和60)年製作ですから令和7年からは40年前の映画です。映像は4KUHD化によってまずまずのものでした。平成初めのLDの時代にLDを購入し、30数年前に一度は鑑賞しているはずの映画でしたが、内容は全く忘却の彼方で、全く初めて観る感覚で鑑賞できました。映画コムでは「スティーブン・スピルバーグ監督が、ピューリッツァー賞を受賞したアリス・ウォーカーの同名小説を実写映画化し、過酷な人生を歩む黒人姉妹の深い絆を壮大なスケールで描いたヒューマンドラマ。」と解説されています。

○時代は1900年代初めのアメリカですが、当時のアメリカでの黒人女性の置かれた状況に慄然としました。父親が母親がさせてくれない代わりとして、まだ10代の長女を犯し、二度も出産させ、出産した子供は、父親が他に売り飛ばしてお金にしています。二度目の出産のシーンがおぞましく印象に残りました。この父親は長女だけでなく、二女にまで手を出そうとしています。今ならこんな父親は、刑事被告人として実刑判決を受けて然るべきですが、当時は、当たり前のように彼方此方で行われていたと感じさせる演出でした。黒人は白人の奴隷ですが、黒人女性は黒人男性の奴隷でもあり、人間と評価されていない時代背景を実感しました。

○主人公セリーを演じたウーピー・ゴールドバーグ氏はこの映画がデビュー作ですが、その後、映画「ゴースト ニューヨークの幻」等数々の有名映画に出演し、有名女優となりました。どこかで見た顔だと思っていましたが、その後の出演作を何作か観ていたからでした。彼女は、この映画出演当時30歳でしたが、10代からおそらく50代以降までの成長過程を見事に演じています。苛酷な扱いを受けていた主人公黒人女性が、他の強く逞しい黒人女性との触れ合いを経て成長し、最後はハッピーエンドに終わります。ストーリー的には疑問を感じるところが数カ所ありましたが、私の時代背景認識不足に因ると思われ、もう一度じっくり鑑賞しようかと思っています。

『カラーパープル』日本版劇場予告編


The Color Purple (1985) | 4K Ultra HD Official Trailer | Warner Bros. Entertainment


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