令和 6年 9月30日(月):初稿 |
○令和6年9月29日(日)は、午後、最近購入したばかりの「アルフレッド・ヒッチコック クラシックス・コレクション 4K Ultra HD」4作品の中から4作目の映画「鳥」を鑑賞しました。この4作品はヒッチコック映画の選りすぐりを集めたモノですが、やはり、最高傑作は28日に鑑賞した映画「サイコ」だと思いました。映画コムでは、映画「鳥」について、「突如として凶暴化した鳥の大群に襲われる人々の恐怖を描いた、アルフレッド・ヒッチコック監督による名作パニックスリラー」と解説されており、私は「鳥の大群」の映画とは知っていましたが、全く初めての鑑賞でした。 ○1963(昭和38)年製作映画で、先ず当時33歳のこれまたキリリとした八頭身美人のティッピー・ヘドレン氏が登場し、サンフランシスコ市内の鳥の販売店で、当時同じ33歳の弁護士役ロドニー・テイラー氏に出会います。その出会いで、ロドニー氏に興味を持ったティッピー氏が、翌日、ロドニー氏の妹の誕生プレゼントにつがいの「愛の鳥」を届けるためにサンフランシスコからは車で2時間もかかる北の小さな町に向かい、さらに湖の向かい側のロドニー氏宅に小さなボートに乗って「愛の鳥」を届けて、小さなボートで戻る際に、大きなカモメに襲われるところから、鳥の恐怖が始まります。 ○このストーリー展開に不自然さを感じると、その後のストーリー展開にも感情移入が出来なくなりました。しかし、その後に始まる鳥の大群が人間を襲い始めるシーンの展開での恐怖感は凄まじく、ストーリー展開の不自然さなどどうでも良いと感じるほどでした。いったいどうやってこれだけ鳥の大群を集めたのか、そして、およそあり得ない鳥の人間を襲うシーンをどうやって撮影したのか、不思議に感じながらの鑑賞でした。1963年当時CGなどなかったはずで、実際の鳥を使い、あのような凄まじい鳥の大群の乱闘シーンを撮影したとは、到底、信じられない光景の連続でした。その上で、ラストシーンは、エッこれで終わりとあっけなく、スッキリしないまま終わります。 ○映画「鳥」はその後の動物を使ったパニック映画の原点となったとのことで、スピルバーグ監督の映画「ジョーズ」等もこの映画「鳥」を参考に創られたとのことです。普段何気なく見ている鳥も、あれだけ大群として集まると凄まじい恐怖感を呼び起こし、さらにおよそあり得ないと思われる、いっせいに人間を襲う行動を取られるとさらに凄まじい恐怖感にかられます。この恐怖感を呼び起こすと言う意味では凄い映画であることは間違いありません。 『鳥』('63)【映画レビュー1分勝負!】 The Crows Attack the School - Scene | The Birds (1963) | Hitchcock Presents 以上:1,157文字
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