令和 6年 5月12日(日):初稿 |
○令和6年5月11日(土)午後、BDソフトで購入したばかりの昭和63(1988)年制作映画「異人たちとの夏」を鑑賞しました。主人公風間杜夫氏は、何と言っても昭和57(1982)年制作映画「蒲田行進曲」で、平成元年頃旧自宅AVルームでLDソフトで繰り返し鑑賞したものでした。しかしその6年後に制作された映画「異人たちのとの夏」は全く知りませんでした。Amazonで、松竹ブルーレイコレクションで評価の高い映画と紹介されているのを見て初めてBDソフトを購入しました。 ○映画「異人たちとの夏」は、令和6年からは36年前の制作ですが、準主役とも言える主人公の父親役片岡鶴太郎氏や主人公の恋人役名取裕子氏の若い頃の姿がシッカリ楽しめました。昔から、両氏ともファンでしたが、私より年上だとばかり思っていたら、僅かに私より年下なのにはちとガッカリしました。若いときに随分魅せられた秋吉久美子氏も主人公の母親役を巧く演じていました。 ○風間杜夫氏演ずる主人公が12歳の時に交通事故で揃って死去していたはずの両親と28年後の40歳になって、死んだときの年齢のままの両親と再会し交流し、同じマンションの住人で恋仲になった女性から両親との交流を止めるように忠告されますが、両親も恋仲になった女性も、幽霊で、異人とは幽霊のことでした。題名は「幽霊たちとの夏」としたのでは、露骨でカッコウが悪いので、格好良く「異人」となったようです。 ○40歳前後の両親と同じ年齢になった息子との交流は設定としては全く不自然ですが、当たり前のように親子として交流を継続します。しかし、恋人の忠告で、両親との交流を止めることを決意した最後のすき焼き屋での別れのシーンとなります。このシーンでは、両親は最後の最後まで息子のことを案じていたことが分かり、胸が熱くなり涙ボロボロでした。片岡・秋吉氏が息子を心配する両親役が自然に巧く演じています。両親と別れた後、恋人の正体が判った後になって両親が主人公の前に現れた理由が判ったような気がします。その理由は観ての楽しみです。 異人たちとの夏-予告編- 「異人たちとの夏」 ー 別れ 以上:881文字
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