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映画”疑惑”を観て-自動車海中転落検証シーンに圧倒

令和 6年 4月22日(月):初稿
○令和6年4月20日(土)は夕方、BDソフトで映画「疑惑」を鑑賞しました。1982(昭和57)年制作の作品ですから令和6(2024)年から42年前の作品で、映画「事件」と同様、野村芳太郎監督の法廷場面がメインとなる作品です。映画「事件」を観て無性に鑑賞したくなりBDを購入しました。私が弁護士3年目の作品で、当時、実際の保険金詐欺事件が世間を賑わしており、話題になった作品です。映画館で鑑賞した記憶も微かにありましたが、内容は殆ど記憶が無く、初めての鑑賞の感覚で鑑賞出来ました。

映画「事件」同様に丹波哲郎氏が弁護人として登場すると思いきや、冒頭僅か数分程度の登場で退場となり、岩下志麻氏が国選弁護人として登場し、意外にしぶとい弁護士ぶりを発揮しました。殺人容疑者の女と彼女を弁護することになった女性弁護士の間の確執を描くと解説されていますが、当時現役で華々しく活躍していた原作者松本清張氏が脚本制作にも加わっており、小説よりも面白いとの評判もありました。微かに記憶に残っていたのは、ラストシーンでの主人公悪女役桃井かおり氏と岩下志麻氏のきわどい遣り取りだけでした。

○ストーリーは、富山県新港湾埠頭で車が海中に転落、乗っていた地元の財閥、白河福太郎は死亡したが、後妻の球磨子はかすり傷ひとつ負わず、球磨子は過去に情夫と共謀して数数の犯罪を起こしていたことが判明し、殺人罪で逮捕・起訴され、丹波哲郎氏分する有名刑事弁護士は依頼を拒否し、なかなか弁護人が決まらず、最後に岩下志麻氏演ず国選弁護人が弁護を担当し、結構迫力ある法廷場面が連続します。
主な配役の当時の年齢は以下の通りです。
桃井かおり30才
岩下志麻41才
鹿賀丈史32才
柄本明34才
仲谷昇53才
森田健作33才

○柄本明氏は、最近の老人役の記憶ばかりで、その若々しさが印象的でした。41歳の岩下志麻氏の凜とした美しさには惚れ惚れするものでした。同氏は令和6年現在は83歳になっていますが、最近全く見かけませんが、「岩下志麻は現在(2023)も活動中!病気や肺がんの噂はデマ&夫の介護で仕事セーブ」とのサイトがありました。裁判のシーンでは、自動車の海中転落検証シーンの迫力に圧倒されました。実際そこまでやるかと思ったのですが、当時話題となった保険金目的殺人事件では実際に自動車海中転落検証を行ったとのことです。

○真実が明らかになる証人尋問もそこまでやるかと思われるものでしたが、その結果が、被告人の利益になるとは限らないひねりを加えていたのが、面白いところでした。

疑惑 予告



あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション『疑惑』2015/5/8リリース!

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