令和 6年 2月 6日(火):初稿 |
○令和6年2月4日(日)の夕方、4KUHDソフトで映画「フィラデルフィア」を鑑賞しました。息子が最近購入したソフトで殆ど予備知識なく期待しないで鑑賞を始めたのですが、時間が経過するほどに、引き込まれ、最後は久々の大感動で、しばらく立てない状況で、エンドクレジットを感動の余韻に浸りながら眺めていました。1993(平成5)年の作品で主演のトム・ハンクス氏は、第66回アカデミー賞主演男優賞を受賞した作品ですが、当時、全く知りませんでした。 ○ウィキペディア解説では、エイズとゲイにまつわる偏見を法廷で覆してゆく物語と簡潔に説明されていますが、「ホモ」と言うセリフが何度も出てきて、LGBTに相当気を遣わなければならなくなった令和の時代では、このような露骨な表現での映画は制作できないと思われます。全く予備知識なく鑑賞を始めたため当初主演トム・ハンクスがゲイで、アントニオ・バンデラス演じる友人がゲイのパートナーであることも気付きませんでした。 ○もう一人の主演で主人公トム・ハンクス氏演ずる弁護士ベケットを解雇した法律事務所に対する損害賠償請求の代理人となる不法行為専門弁護士ミラーを演ずるのがデンゼル・ワシントン氏で、最近、60代後半となって老人化した2人の映画をよく観ているため30年前の2人の若々しさに驚きました。しかし一番驚いたのは、エイズが進行し徐々に痩せ衰えていくトム・ハンクス氏です。映画冒頭とラストでは、体重が20㎏近く減ったのではと思われます。 ○私も平成19年頃、身長162㎝で67㎏だったものを1年半かけて、57㎏に10㎏減、ウエスト86㎝を74㎝に12㎝減を実現しました。このとき1年ぶり以上の期間を経て会ったお客様に、引き締まりましたねと言われるかと思ったら、やつれましたね、随分しわっぽくなってますが、何か病気でもしたのですかと問われ、ガックリしました(^^;)。自分としては10㎏体重減で引き締まり凜々しくなったと思っていたのですが、他人の目には、ふっくらとしていた頬がこけてゲッソリした感じになったようです。 ○30代のトム・ハンクス氏は身長183㎝・体重83㎏程度のとのことで、それが映画「フィラデルフィア」の中では、冒頭とラストで顔の大きさも半分くらいに細くなり正に死に行く者を表現していました。私の経験では映画冒頭・ラストの間に体重が20㎏近く減ったのではと感じました。撮影期間は不明ですが、仮に1年かかったとしても短期間であれだけ痩せ衰える役者魂には驚嘆です。もう一人の主人公弁護士ミラーも、当初「ホモ」は嫌いと公言しながら、代理人となり見事な法廷闘争を表現したデンゼル・ワシントン氏の演技にも拍手喝采でした。兎に角、何度でも鑑賞したいと思わせる映画でした。 映画『フィラデルフィア』(1993)予告編 1分で映画紹介「フィラデルフィア」 以上:1,177文字
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