令和 5年11月18日(土):初稿 |
○「TV放送”日航ジャンボ機墜落事故…突然の衝撃音と運命の32分間”を観て」に、映画「クライマーズ・ハイ」は、平成20年の封切り当時映画館で観るもセリフが聞き取れず「映画「クライマーズ・ハイ」を観て」記載のとおり「消化不良」であったと記載していました。 ○日航ジャンボ機墜落事故TV放送を見て、映画「クライマーズ・ハイ」をもう一度鑑賞したくなり、BD購入するも積ん読状態だったものを、令和5年11月17日(金)から18日にかけて、字幕付でセリフをシッカリ追いながら、再鑑賞しました。BDのため映像はいまいちでしたが、内容も2回目鑑賞でも余り心に響くところが無く、いまいちでした。冒頭、やや老けた主演堤真一氏演じる主人公が、若者役の小澤征悦氏と登山に向かうシーンから始まりますが、この2人の関係がよく分かりません。後になって登山仲間の親しい同僚の息子と分かりましたが一緒に登山に至る経緯等の説明が全くありません。 ○日航ジャンボ機墜落事故TV放送では、墜落に至る経過の迫力と犠牲者遺族とのエピソード等に感動して鑑賞したのですが、「クライマーズ・ハイ」はこの墜落事故の報道についての、地元新聞社新聞記者達の奮闘を描くものです。墜落事故自体は材料に過ぎず、撮影シーンの多くは新聞社内部の軋轢・抗争等で、その意味がシッカリ伝わってきませんでした。主人公記者と登山仲間との関係の説明も不十分なままでした。 ○最も知りたかった主人公とその息子との関係ですが、これも全く説明がありません。最後に付け足しのように、海外での場面となり、ほんの一瞬、成長した息子が登場するのですが、その経緯説明も全くなく、一体この映画は何を訴えたかったのだろうかと、何かスッキリしないままに終了となりました。字幕付でセリフをシッカリ聞き取れれば面白く鑑賞できるとの期待は全く外れてしまいました。 映画「クライマーズ・ハイ」予告編 以上:788文字
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