令和 5年 8月11日(金):初稿 |
○「映画”七人の侍”を観て-何度観ても凄い作品です」の続きで、「七人の侍」のリメイクと言われている映画1960年公開「荒野の七人」と2016年公開「マグニフィセント・セブン」を観ての感想です。「荒野の七人」は数十年前にLDで、「マグニフィセント・セブン」は、数年前に映画館「TOHOシネマズ仙台」で鑑賞しています。両方とも「七人の侍」のリメイクなので比較するため、2週間ほど前の同じ日二本立て連続鑑賞しました。 ○「荒野の七人」は1960年制作映画でBD版、「マグニフィセント・セブン」は2016年制作4KUHD版で、両者の映像は圧倒的に後者が優れており、映像が優れているためか、後者の方が私には遙かに面白いと感じる結果でした。映画通と言われる方々の、批評では、前者に比較して、後者は、ストーリーが不自然で全くダメとの評価が多いようです。確かに「マグニフィセント・セブン」では西部劇の時代設定であり、その当時、デンゼル・ワシントン氏演じる「七人の侍」ではリーダーの勘兵衛に当たる主人公の黒人が委任執行官という公職に就くことはあり得ないことと思われます。 ○しかしあり得ないことを実現するのが映画であり、あり得ないストーリーとの理由でマイナス評価するのは納得出来ません。私は、兎に角、映画は面白いと感じるストーリーであれば多少の不自然さはどうでも良いと思っています。但し、余りにも不自然なストーリーで、そんなバカなと感情移入ができず、結局、サッパリ面白くないと感じることもあり、その限界が難しいところですが、私は、「マグニフィセント・セブン」に関しては、主演デンゼル・ワシントン氏が好きな俳優でもあり、スッカリ感情移入ができて、面白く鑑賞できました。 ○感情移入という意味では「荒野の七人」の方が、納得出来ず、この展開はあり得ないと感じるシーンがあり、納得出来ないため感情移入が途絶えて、面白さを欠いてしまいました。どの場面かは、ネタバレになるので書きませんが、正に、そんなバカなと感じるシーンでした。両者比較すると私としては、「マグニフィセント・セブン」に軍配を上げます。 Immortal Movie Trailer 『 荒野の七人(The Magnificent Seven) 』 予告編 Trailer 1960. 映画『マグニフィセント・セブン』予告編 以上:971文字
|