令和 5年 5月29日(月):初稿 |
○令和5年5月28日(日)は、10年近く前にBDを購入し積ん読になっていた高倉健氏の遺作「あなたへ」を鑑賞しました。派手なドンパチシーンは全く無く、静かに淡々と物語は進みますが、シッカリと感情移入ができて、なぜかストーリー展開が心に染み入り、理由はよく判らないながら、ジワジワ涙がにじんでくる映画でした。ハラハラドキドキワクワクの映画の3要素は殆どありませんが、兎に角、心に染み入る映画で、たまには、このような映画も良いなと実感しました。 ○高倉健氏主演映画では、「八甲田山」、「幸せの黄色いハンカチ」、「鉄道員(ぽっぽや)」等BDを持っており、鑑賞して感動し、このHPに感想を記載していたと思っていました。しかし、このHPには高倉健氏主演映画の感想は全く掲載していません。高倉健氏も好きな俳優の1人ですが、「あなたへ」の演技を観て、これから「八甲田山」等見直してゆきたいと思いました。 ○自称映画好きの私は、VHS、W-VHS、LD、ハイビジョンLD、DVD、BD、4KUHDソフトを全部合わせれば軽く1000タイトル以上持っており、新旧自宅、ツルカメ第二スタジオの3カ所に分けて保管していました。今般、できる限りツルカメ第二スタジオに集めて、整理しようと、データベース化作業を始めました。 ○「あなたへ」は、高倉健氏演ずる主人公が、53歳で亡くなった妻から生前に依頼されたとのことで、生まれ故郷の海に散骨して欲しいとの絵手紙が届けられ、生まれ故郷の郵便局に局留めした手紙を受け取って欲しいとの伝言を受け、主人公が、富山から長崎県まで手作りキャンピングカーで旅行し、その過程で出会った人々との交流、最後に散骨を実現し、出会った人々の内1人から散骨直前に依頼されたことの顛末等、その間の主人公の気持ちの変化等が描かれています。 ○特に記憶に印象に残ったことが、ネタバレになるので詳しくは書けませんが、出会った人々の1人から散骨直前に依頼されたことの顛末です。どこでどのように依頼する気持が起きたのか、また、主人公がその依頼の真意をどこでどのように気付いたのか、また、主人公が亡くなった妻の深い愛情を確認する過程等、もう一度じっくり鑑賞しないと不明な部分もあり、そこを意識して再鑑賞したいと思っています。 あなたへの 映画『あなたへ』 以上:955文字
|