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映画”生きる”を観て-30年ぶりの鑑賞で再度感動

令和 5年 5月21日(日):初稿
○令和5年5月20日(土)は、3月25日以来2ヶ月ぶりのフラメンコギター合奏練習日でした。3月26日ミュージックあ・ら・かると主宰アマチュア音楽サークル手作り音楽会参加の予定でしたが、私が風邪をひいたため参加できなくなり、しばらく合奏の練習を休んでいました。この間、サビーカスのブレリアスGardeniaの独奏練習に励み、合奏練習曲は余り練習していませんでした、やはり練習を休んだ合奏曲はスムースにできなくなっており、継続練習の重要性を実感しました。

○1時間半の練習後、夕食をとり、合奏団員3名で最近購入したばかりの4KUHDソフトでの映画「生きる」を鑑賞しました。令和5年からは60年以上前の昭和27年製作の映画ですが、4KUHDにリニューアルされた映像は、昭和30年代の「用心棒」・「椿三十郎」の映像に比べると、やや落ちます。しかし、昭和27年の映像をここまで鮮明に蘇らせたのには満足でした。

○私としては、平成5,6年頃、ハイビジョンLD黒澤明監督作品集シリーズで鑑賞して以来およそ30年ぶりの鑑賞でした。ストーリーは概要は覚えていたつもりでしたが、30年ぶりに鑑賞するとやはり相当忘れていました。伊藤雄之助氏演じる小説家と彼方此方さまようシーン、小田切ミキ氏との遣り取りなど殆ど忘れており、市民から出されていた下水溜まりの埋め立てと小公園建設に関する陳情を実現するために奔走したことは覚えていましたが、回想形式で展開するシーンも大部分忘れており、シッカリ覚えていたのは、ブランコに乗ってゴンドラの唄を口ずさむシーンだけでした。

○そこに至るまでの志村喬氏の演技に圧倒されましたが、葬儀に出席した主人公の上司・同僚らの会話の遣り取りと回想シーンから、主人公の最後の生き様をシッカリと浮かび上がらせる展開・脚本には、流石、黒澤明監督作品と感動の極みでした。「用心棒」、「椿三十郎」の場面展開とは違った黒澤作品の魅力を感じました。

生きる (Ikiru) 黒澤明 テーマ曲 -ゴンドラの唄-


映画『生きる』癌で余命幾ばくもないと知った初老の男が、これまでの無意味な人生を悔い、最後に市民のための小公園を建設しようと奔走する姿を描く。

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