令和 2年 7月20日(月):初稿 |
○令和2年7月19日(日)は、)、「TOHOシネマズ仙台」の1番シアターで、現在封切り上映中の「透明人間」を観てきました。北米では令和2年2月28日公開で7億円との安い制作費の割合からは大ヒット中とのことです。日本では5月1日封切りの予定がコロナで延期になっていたそうです。余り混まないと予想していきましたが、1席おきの入場で、8割方入っていたように思えます。 ○「透明人間」は、原作は1897年発表H・G・ウェルズのSF小説です。原作「透明人間」は遙か昔に読んだような記憶がありますが、内容は忘却の彼方でした。映画も何回か観たような記憶もありますが、内容は殆ど覚えていません。今回の映画「透明人間」は、「TOHOシネマズ仙台」HP作品詳細での紹介文を読んだだけでの、余り期待しないでの鑑賞でした。 ○公式サイトのストーリー紹介は、「富豪で天才科学者エイドリアンの束縛された関係から逃げることの出来ないセシリアは、ある真夜中、計画的に彼の豪邸から脱出を図る。失意のエイドリアンは手首を切って自殺をし、莫大な財産の一部を彼女に残した。セシリアは彼の死を疑っていた。偶然とは思えない不可解な出来事が重なり、それはやがて、彼女の命の危険を伴う脅威となって迫る。」となっています。 ○富豪で天才科学者の豪邸の寝室場面から始まりますが、一般住宅なのに防犯カメラが各部屋ごとに配置されそれを一括管理する部屋があるなどセキュリティの高さに流石アメリカの豪邸は違うと感嘆しました。広さも天井の高さも日本の住宅とはケタ違いで、日本はアメリカに比べたらホントに貧しい国で国際競争力30位以下も納得します。 ○このような豪邸に住めるのだから何も逃げ出さなくても良いのではと思うのですが、主人公の女性は囚われていると感じる生活から脱却を図り、真夜中に隣で、睡眠薬で熟睡している天才科学者の手を振り払い、セキュリティをかいくぐって脱出し、妹の恋人宅に隠れます。この家もアメリカでは普通の家なのでしょうが、日本の感覚ではその広さだけでも豪邸と感じます。この妹の恋人宅に匿われている時から、主人公女性に透明人間の手が迫り、その緊迫感がまたヒシヒシと迫ります。 ○主人公女性の演技力も高いからと思われますが、目に見えない恐怖、誰にも判って貰えないいらだち等に感情がスッカリ移入し、正に手に汗握る展開が続き、やがて透明人間の形が少しずつ見えてくる頃には、主人公女性は、追い詰められ狂気の風貌になり、観ている方も胸が締め付けられます。やがて、いったんは透明人間の正体が判ったように見えますが、最後のどんでん返しのクライマックスには、唖然としました。 ○ストーリー的は、後から振り返ると、ここはおかしいと思われる場面もありますが、観ている最中は、不自然と感じることもなく、自然に感情移入が出来、最後は、全く想定外の結末に爽快感を感じ、映画って面白いと実感するものでした。 以上:1,203文字
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