平成26年11月24日(月):初稿 |
○「パコ・デ・ルシア初来日電力ホールコンサートの思い出」記載の通り、私は、21歳時の昭和47年3月7日午後6時30分から電力ホールで開催された「パコ・デ・ルシア フラメンコギターアンサンブル」を聴き、その後63歳の今日に至るまでの生涯最大の感動を受け、一時期、パコ・デ・ルシアに没頭しました。この時の演奏は、全曲、ただただ唖然としながら聴いていましたが、特に印象に残ったのは、フラメンコ曲ではなく、元々はバイオリンの曲というモンティと言う作曲家の「チャルダッシュ」でした。 ○いまでもその光景を鮮明に覚えていますが、2人の伴奏陣を従えて、右指をブリッジのすぐ近くの張りの強い位置に置き、第2関節以下だけを曲げて、付け根の第3関節は殆ど動かさず、第2関節から先だけを僅かに動かし、それでいて正確無比且つ強靱な音を、凄まじいスピードで繰り出すのには、ただただ驚きました。もの凄いテクニックを誇るフラメンコギタリストは多々いますが、このようなスケール(音階)の弾き方でができるのは、私の知る限りではパコ・デ・ルシアだけです。 ○その神業としか思えないパコ・デ・ルシアの「チャルダッシュ」をYouTube動画で探したのですが、「土下寝で昼寝!~すちゃらかギター弾きの妄執~」と言うブログで紹介しているものを見つけて驚喜しました。しかし、残念ながらライブ演奏ではなく、「霊感」と言うレコードからのものでした。以下、YouTube動画のチャルダッシュ特集です。 Czardas de Monti - Paco de Lucia ”Recital de guitarra(邦題:霊感)”の“チャルダッシュ”音源 Monti Csardas バイオリン、トランペット等、凄い速い violin-Czardas Monti ちと遅い バイオリンとピアノ 余り速くない Czardas - Hungarian Romani Josef Szalai 速い、歯切れが良い Czardas, V. Monti 速い、メリハリがある "Czardas" by Vittorio Monti 速い、動きが小刻み Vilma plays Chardas by Monti on accordion. Dragspel Fisarmonica Czardas de Monti 男性アコーディオン弾き 以上:967文字
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