平成20年12月 5日(金):初稿 |
○平成20年12月2日、久しぶりに負債総額3億数千万円とそれほど大きくはありませんが,債権者数170名、債務者数200名と、債権者・債務者数は当事務所にとっては大規模と言える事業倒産事件が入り、「事業者債務整理通知書等1」に記載した桐倒産処理システムをフル活用して、2,3日と2日間この事件処理忙殺され、夜も10時前後まで事務所で仕事に追われました。 ○3日に山を越し、4日は午後8時に帰宅でき、食事を終えた午後9時から、事務所旅行等で観はぐっていたNHK大河ドラマ天璋院篤姫の第46回「慶喜救出」、第47回「大奥の使者」、第48回「無血開城」を三本立てに一気に観ました。 ○このNHK大河ドラマ天璋院篤姫鑑賞は、平成20年の私の一番の楽しみで日曜夜は殆ど欠かさず観ており、出張等でどうしても観ることが出来ないときはソニーのBDZ-V9に録画して欠かさず観ていました。私はNHK大河ドラマは中学2年の時の「太閤記」に感激して以来、出来るだけ観るようにはしてきましたが、時々、相性が悪いというか余り観る意欲の起きないテーマもありました。 ○ところが、この天璋院篤姫は、1月6日放送の第1回目からスッカリ魅せられ、これまでのNHK大河ドラマでは中学2年の時の「太閤記」以来の大好きな番組となり、時に大笑いし、時に感激の涙を流しながら観てきました。 ○脚本はドラマを魅せるものにするため史実とは相当変えた内容になっていますが、一貫して流れているテーマは家族の絆の重要性です。第46回「慶喜救出」では、朝敵の汚名を着せられる元を作った張本人と確信して憎いはずの「慶喜」に対し、「家族」だから生きて欲しい、将軍の重圧もあって短命で世を去った将軍家定・家茂の分まで長生きして欲しいと諭す場面があります。史実とは異なるものでしょうが、コツンと胸に迫るものがありました。 ○NHK大河ドラマ天璋院篤姫は、ここ数年低迷傾向にあった歴代大河ドラマ視聴率を上げているとのことです。その魅力は何と言っても篤姫役の宮崎あおい氏の絵に描いたような天真爛漫さを演じ上げる演技力にありますが、無血開城に向けての勝海舟の策略を瞬時に見抜くスーパーウーマンとしての篤姫のキャラクターが一番です。 ○実際の篤姫は最後まで大奥明渡を拒否し、3日間だけの一時移動と騙されて大奥を出たとのことですが、これを自ら明渡を先導する賢明な女性に仕立て上げられたスーパーウーマン篤姫が観るものを気分良くさせてくれ、あと2回残されたストーリーが楽しみです。 以上:1,037文字
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