平成18年 8月14日(月):初稿 |
○8月13日は、午前中ホテルオークラ東京ベイでゆったりし、午後幕張メッセで開催中の世界の巨大恐竜博2006を見てきました。平成5年公開時、当時の仙台東宝劇場でスティーヴン・スピルバーグ監督「ジュラシック・パーク」を初めて見た時は大感激で、それ以来、恐竜もの映画やTV番組等は好んで見るようになりました。 ○世界の巨大恐竜博2006は、主催が日経新聞社とNHKで後援が外務省、文部科学省、環境省にアメリカ、中国、ポルトガル大使館更に千葉県を始めとする各教育委員会で、公式ガイドブックによると、「46億年と言われる地球の歴史の中で、恐竜は中生代の1億6500万年にわたって地上の覇者として君臨していました。恐竜は、気候や食物、他の生物との関係によって、その体や生態を適応させながら存続し、反映してきたと考えられています。しかし、白亜紀末期に起こった環境の激変により大量絶滅し、殆どの種は消えていきました。」とのことです。 ○恐竜の地球上での繁栄時代は1億6500万年もあるところ、人類の歴史は、遡ること僅か700万年前であり、43億年の地球の歴史全体から見るとごくごく僅かな期間でしかありません。 ○この人類は地球の豊かな環境から恩恵を受け、繁栄を築き上げてきましたが、この人類の活動により近年の地球温暖化等の異常気象、絶滅危惧種の増加等の懸念が生じており、人類は地球環境との共存・共生が迫られています。そこで環境の変化に適応して進化・繁栄した恐竜の姿を学ぶことにより人類が今後解決すべき課題を理解するきっかけをつくり未来の恐竜博士をたくさん産むべく「生命と環境-進化の不思議」とのテーマで世界の巨大恐竜博2006は開催されたとのことです。 ○私は幕張メッセは初めてでしたが、広い会場には恐竜の実物化石で再現された恐竜の骨格全体像が相当数展示されており結構な迫力でした。1億6500万年にも及ぶ恐竜繁栄時代は、古生代から新生代までの石炭紀から白亜紀の一部のようですが、地球の歴史の長さはなかなか実感できません。 ○会場には相当数の映像展示があり、なかでも横幅8mと言う巨大スクリーンに映し出されるスーパーサウルス等の巨大恐竜映像はなかなかの迫力でしたが、映像は映像に過ぎません。欲を言えば、平面ではなく立体としての生の実物大の恐竜が見たく、骨格だけの全体像ではなく、現代の科学技術を駆使してどれか一つだけでもその骨格に肉付けした本物に近い生の息吹を感じさせる巨大恐竜を復元して見せて欲しかったところです。 以上:1,039文字
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