平成18年 5月15日(月):初稿 |
○しばらく映画鑑賞の感想を書いておりませんでしたが、映画を観ていない訳ではありません。最近は必ず事前にMOVIX仙台の「おさきにNet」を利用してチケットを購入して観ております。 ○平成18年3月以降も「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」、「ダイヤモンド・イン・パラダイス」、「サウンド・オブ・サンダー」、「トム・ヤン・クン!」等を観ており、平均して月に2件は観ております。見逃した映画は殆どDVDを購入していますが、自宅ではどういう訳かなかなか観る時間が無く、積ん読状態となるため映画館MOVIX仙台で毎週でも観たいところです。 ○昨日は「Vフォー・ヴェンデッタ」を観てきました。予告編で観ており予告編でこの程度では大したことはないだろうなと殆ど期待しないで観に行ったのですが、結果はまずまずの出来の映画で、特に後半、ラストの向かっての高揚感は楽しめました。但し、人によって或いは同じ人でもその日の気分によって感想は相当異なると思いますが。 ○私が驚いたのは仮面の効果です。全く同じ作りの仮面が場面によってその場面に相応しい顔に見えてくるから不思議です。同じ作りの仮面が悲しいとき悲しげに、嬉しいときは嬉しげに、その表情が変化するようにも見えます。日本の能楽を観たのは司法修習生時代に1回だけですが、おそらく日本の能面もその場面によって表情が異なって見えるのでしょう。 ○能面ご案内HPによると「能面は、戯曲、演能者、舞台、観客と共に歩んで育まれてきました。その凝集された精神の息吹が、日本人の造り出した世界に誇れる文化となったのです。厳しい美しさを持ち、又「悲哀と微笑」等相反する表情を同時に持つなど、精神的水準の高さ、日本人の美的感覚に触れる時、私達の心に何とも言えない奥深い満ち足りた気持ち、やすらぎをもたらしてくれます。能面は、今現在もなお、息づいています。」とあり、能楽も観たくなってきました。 ○「Vフォー・ヴェンデッタ」での主役Vを演じたのは「ヒューゴ・ウィーヴィング」ということで、どこかで聞いたことがある名前だなと思っていたらマトリックスの敵役でした。「Vフォー・ヴェンデッタ」でVは最後まで仮面をかぶり続けて素顔を見せませんでしたが、それが正解と思った次第です。 以上:934文字
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