平成17年 8月 7日(日):初稿 |
○久しぶりに映画の話題です。 日本映画は、小学生の頃、当時我が家に下宿していた銀行員の方に連れられて、毎週のように観ていました。殆どが東映のチャンバラものです。市川歌右衛門の旗本退屈男、片岡千恵蔵の多羅尾伴内・入れ墨判官、大川橋蔵の新吾十番勝負等各シリーズは殆ど観たように記憶しています。 ○当時20代であった銀行員の方は、私が小学校1年生になったばかりの頃から数年間我が家に下宿していましたが、私を大変可愛がってくれ、小学校1年になって学校になじめず今で言う登校拒否児童になりかかった私を、学校に送ってくれるまでしてくれ、何とか登校拒否児童にならず済みました。 ○更に日曜日毎に映画に連れて行ってくれて帰りに、「マルサン」という当時気仙沼唯一のカレーライス専門店でカレーライスをご馳走になりました。このカレーライスが大変美味く現在の私のカレーライス好きの原点になりました。 ○私が小学校4,5年生頃には結婚されて我が家の下宿を出たように記憶していますが、20代サラリーマンというと週末は彼女とデートするのが普通のところ、よくぞ下宿屋の小学生を毎週の様に映画に連れて行ったくれたものと感謝しております。この小学校時代の映画館通いが私の映画好きの原点になりましたから。 ○小学校高学年から中学生時代は、黒沢映画に夢中になりました。一番記憶に残っているのは「椿三十郎」で確か小学校5年の時に封切りされたように記憶していますが、最後の決闘シーンでの居合い抜きを何度も長い物差しか何かで真似て練習したものでした。 ○それから三船敏郎の大ファンとなり彼の出演する映画は殆ど見たように記憶しています。大学時代に観た原田芳夫の「無宿人御子神の丈吉シリーズ」も不思議に記憶に残っています。あまりヒットしなかったようでDVDは発売されていません。発売されたら是非観たいものですが。 ○表題の「化石の森」ですが、大学時代に観て、ショーケンの怯えた表情が妙に記憶に残っており、DVDを探していたら昨日ヨドバシでたまたま見つけて早速購入して観てみました。 ○中身は殆ど覚えておらず、退屈極まりないと思いながら観ていると最後の母親役杉村春子の前で見せたショーケンの表情だけは、これだと、シッカリ思い出しました。映画自体は、シナリオが不出来で評価に値せず、ストーリーが殆ど記憶に残らなかった理由が判りました。 以上:974文字
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