令和 4年 7月 4日(月):初稿 |
○「令和4年7月10日実施第26回参議院議員選挙予測」を続けます。ここでは、選挙プランナー松田馨氏の予測として、自民6議席増・公明増減無しで与党全体で6議席増、立憲が2議席減、日本維新の会6議席増等の予測がなされていました。 ○投票日まで1週間を切った令和4年7月4日のネット掲載ニュースは、野党がやや盛り返して、激戦区が増加している等の予想が出てきて、自民が予想通り議席増となるか疑問が出てきたようです。以下、毎日新聞の記事備忘録です。自民にとっては、このような不安を煽る記事が出た方が、候補者に最後の頑張り・奮起を促す意味では良いのかも知れませんが。 ******************************************** 野党がやや盛り返し「接戦区」増加 参院選中盤情勢分析 毎日新聞7/3(日) 20:17配信 毎日新聞は2、3両日、第26回参院選(10日投開票)の特別世論調査を行い、取材情報を加味して中盤情勢を探った。自民、公明両党は引き続き堅調で、改選過半数(63議席)に届きそうだ。ただし、6月25、26日の序盤情勢取材時と比較すると野党系がやや盛り返し、全国に32ある改選数1の「1人区」で与野党接戦の選挙区が5から8に増えた。改選数2以上の「複数区」でも接戦が4から6選挙区に増加した。 調査では「投票先を決めていない」と回答した人が選挙区で約4割、比例代表で約3割おり、投開票日までに情勢は変わりうる。 今回の参院選は計125議席が争われる。自民が「勝敗ライン」としてきた非改選を含めた与党過半数(125議席)には55議席、憲法改正に前向きな自民、公明、日本維新の会、国民民主の「改憲4党」が3分の2の議席(166議席)を維持するには82議席が必要となる。 自民の推定獲得議席は、序盤の56以上から53以上とやや減少した。公明も13以上から10以上となった。ただし、「改憲4党」は改憲の発議に必要な3分の2の議席を維持する可能性がある。 32ある1人区では、自民が21選挙区で優勢を保つが、序盤と比べると福島、福井、宮崎が自民優勢から接戦に転じた。 13ある複数区は東京と埼玉が新たに「接戦」となり、6選挙区で与野党が激しく競り合っている。 東京選挙区(改選数6)は自民2人と立憲民主、公明、共産、れいわ新選組の各党候補が先行し、維新の候補が追う。埼玉選挙区(同4)は先行する自民と無所属を立憲、公明、維新、共産が追い上げる。 立憲は青森、岩手で優勢を保ち、比例は6~8議席の見通し。全体で11議席以上が見込まれるが、改選23議席を超えるか微妙だ。維新は比例で7~9議席を獲得し、大阪2議席のほか、兵庫、神奈川で議席を得る可能性が高い。 共産は東京で1議席を維持し、比例代表とあわせ4~7議席、国民民主は山形で1議席を見込み、比例代表とあわせ2~6議席の見通し。 れいわは比例代表で1議席以上を獲得する見通し。社民党、NHK党、政治団体の参政党は比例代表で議席を獲得する可能性がある。【高橋恵子】 ******************************************** 比例選、自民が全世代から支持・維新は伸長狙う…読売情勢調査 読売新聞2022/07/03 23:00 読売新聞社の参院選中盤情勢調査では、自民党は比例選(改選定数50)で2019年参院選に続いて第1党を確保する勢いだ。日本維新の会は大幅な議席増をうかがい、立憲民主党を抜いて比例選の野党第1党が視野に入る。 自民は16年と19年の比例選で獲得した19議席には届かない可能性があるが、全世代で他党より支持を得ている。職業別でも全職業で他党を上回り、特に農林水産業では半数を固めた。 ただ、内閣を支持すると答えた人の5割強しか固められていない。自民支持層でも8割弱の支持にとどまり、他の主要政党がそれぞれの支持者を8割から9割強固めているのと比べると低い。無党派層からの支持も1割超と広がりに欠ける。 公明党は16、19年に獲得した7議席と同程度になりそうだ。支持層の9割強を固め、自民支持層の一部も取り込んでいる。 立民は19年の8議席に達するか微妙な情勢だ。内閣を支持しない層からの支持が2割程度で、政権批判票を集め切れていない。無党派層からの支持は1割強で維新と分け合っている。重視する政策で「年金など社会保障」を挙げた層の2割弱から支持を得た。 維新は19年に獲得した5議席から躍進し、2倍近くもうかがう。地盤の近畿では3割程度と自民を超える支持を集めている。内閣支持層と不支持層のそれぞれ1割超から支持を得ている。重視する政策で「外交や安全保障」「原発などエネルギー政策」を挙げた層の2割弱を取り込んだ。 共産党は19年の4議席と同程度になりそうだ。国民民主党は19年の3議席を維持できるかどうか微妙だ。れいわ新選組と諸派の参政党は複数議席を獲得する可能性がある。社民党は改選1議席を死守できるかどうかの戦い。NHK党は議席獲得を視野に入れる。 以上:2,065文字
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