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安倍首相連続在職日数が憲政史上最長雑感

令和 2年 8月27日(木):初稿
○安倍首相の健康問題が連日取り沙汰されています。確かにTVに映る安倍首相の表情は、特に令和2年8月に入ってから、明らかに眼に力がなくなっていました。平成19年9月12日、第一次安倍政権で辞任表明がなされた翌日、「安倍首相突然の辞任の原因は結局健康問題?」に、「最終的には身体がもう耐えられないと悲鳴を上げ、精神状態も評価をおとすことに耐える余裕もなくなり、今回の自爆的辞任に至ったものと思われます。」なんて判ったようなことを書いていました。

○あの当時は、安倍首相、もう復活は無理と思っていました。ところが、その後、自民党野党時代に石破茂氏との激戦を制して自民党総裁に返り咲き、民主党野田首相から解散の言質を取り、解散後、首相として復活し、安倍一強と言われる時代を築いて8年間も政権を維持してきたのは、大した能力です。畏敬する田中角栄元首相は、僅か2年5ヶ月で退陣しています。

○以下の山口県庁や地元下関市で、在職最長を祝う横断幕を掲載することに批判の声もあるそうですが、地元としては、当然の心情でしょう。我が故郷気仙沼市でも、地元選出小野寺五典元防衛相が首相になったら、それだけで祝賀横断幕を掲げることは間違いありません。当事務所にも掲げたくなるでしょう(^^)。

○令和2年8月28日安倍首相自ら記者会見して、自身の体調について説明するとのことです。第一次政権時のような政権投げ出し何としても繰り返さないと本人は思っているはずです。コロナウイルス問題という未曾有の難問を抱えている現在どんな説明になるか、正に固唾をのんで聞くことになります。

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安倍首相祝う横断幕、職員「県庁の総意」 批判する声も
朝日新聞デジタル 伊藤宏樹、井石栄司 2020年8月25日 11時34分


安倍晋三首相の連続在職日数が憲政史上最長となった24日、山口県庁では玄関ホールと県政資料館の正面に、在職最長を祝う横断幕が掲げられた。県の担当者は「偉業を県民のみなさまとお祝いしたいと考えた」と説明している。

午前8時半すぎ、県庁の玄関ホールでは、吹き抜けになった2階の通路に業者が横10メートル、縦1メートルの横断幕を取り付けた。県庁の隣に建つ1916(大正5)年築の県政資料館の正面にも、木枠で固定した横断幕が掲げられた。下関市の県下関総合庁舎にも同様の横断幕が掲げられ、3カ所の制作費と取り付け費は計22万円という。横断幕は耐水性のある「ターポリン」という布製だ。

県は昨年11月に安倍首相の通算在職日数が憲政史上最長になった際にも横断幕を掲げた。その際には「税金を使ってなぜこんなことをするのか」と批判する声も寄せられたという。

県政策企画課の竹本敬史主幹は「県民の代表として一生懸命尽力している安倍総理が最長を達成した。県庁の総意だけでなく、県民のみなさまと喜びを表現したいと考えた。上位2人が山口県出身で非常に誇らしい」と話した。横断幕は10月9日まで掲げる予定という。

安倍首相の地元・下関市では、市役所本庁舎西棟1階のエントランスに「祝 安倍晋三内閣総理大臣 連続在職期間歴代最長達成」と書かれた横断幕が掲げられた。

元首相秘書の前田晋太郎市長はこの日の定例会見で、景気回復や外交で手腕を発揮したとして「まれにみる素晴らしい総理」と評価した。一方、長期政権を批判する声もあることについて問われると、「長く続ければ続けるほど有権者に飽きが来る。長いというだけでそういう見方をされるのは仕方ない」と語った。


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「首相会見」与党に波紋 固唾のみ見守る幹部ら
時事通信社8/26(水) 20:33配信


健康不安が取り沙汰される安倍晋三首相が28日に記者会見し、自身の体調について説明する方向となり、与党内で26日、波紋が広がった。

自民党役員は9月末に、衆院議員も来年10月に任期切れを控え、人事権や衆院解散の権限を握る首相の健康状態は、政局の行方を大きく左右しかねないためだ。首相は何をどう説明しようとしているのか。与党幹部らは固唾をのんで見守っている。

自民党幹部は数日前、官邸に常駐する首相の側近に電話し、体調について探りを入れた。直接官邸に出向けば「大騒ぎになる」と思い、電話にしたという。この幹部は首相側近の話の内容は明かさず、「退陣しないといけないほど悪いわけではない」との見方を示す一方、「気力があれば続けられる。通院しながら公務をやればいい」とも語り、極めて微妙な状況をうかがわせた。

 首相は第1次政権時の2007年9月、持病の潰瘍性大腸炎を悪化させて退陣した経緯があり、政権復帰後も健康不安説は影のようにつきまとってきた。春先からの新型コロナウイルス対策で忙殺された上、政府対応が批判を招いて内閣支持率が急落。通常国会閉幕後の7月ごろには「顔色が悪い」「疲れているようだ」などの声が周辺から漏れていた。今月17日に慶応大病院で検査を受けたことで、健康不安説が一気に広がった。

ただ、首相が24日に改めて同病院で受診した後、テレビカメラの前で「体調管理に万全を期し、これからまた仕事に頑張りたい」と発言したのを見て、回復傾向を感じ取った自民党幹部もいる。この幹部は「お盆の頃が一番大変だったみたいだ。だんだん良くなっている」と胸をなで下ろし、秋に臨時国会を召集しても首相は対応可能ではないかと期待を示した。

だが、政権トップの健康問題はそもそも「秘中の秘」だけに、首相と直接面会した党幹部らも含め、疑心暗鬼を募らせる一方だ。仮に首相が会見で検査結果などを詳しく説明し、健康不安を否定しても、周囲の疑念を払拭(ふっしょく)できるとは限らない。

実際、20日に首相と会った自民党の岸田文雄政調会長は25日の講演で、「首相の体の中は外から分からないし、心の内もうかがい知ることはできない」と明かした。公明党幹部も「本人と主治医しか本当のところは分からない」と指摘した。
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