平成28年 9月26日(月):初稿 |
○平成28年9月24日(土)午後5時からサンマリン気仙沼ホテル観洋で開催された気仙沼中学校20回生あれから50年同年会参加のため、行きも帰りも仙台大船渡間高速バスを利用しました。仙台気仙沼間片道料金僅か2000円で乗車時間は、途中トイレ休憩2回を含めて2時間50分程です。仙台一関間を東北新幹線、一関気仙沼間をJR気仙沼線で行くと最短2時間少々の乗車時間で済む方法もあります。しかし、乗り換えが面倒なことと料金も数倍かかるので、高速バス利用が効率的と感じました。 ○10年数年前までは自分の運転で車を利用していたのですが、自動車道を利用して2時間30分程かかるのが億劫で自分の運転で気仙沼に行くことはほとんどなくなりました。家族や友人達と一緒ならまだ車を運転する気になりますが、一人で2時間以上運転していく気には全くなりません。これも加齢現象と思われます(^^;)。 ○同年会はホテル観洋1階ナイトラウンジで開催された二次会まで参加しましたが、大音量カラオケが補聴器にガンガン入って、正に地獄の苦しみとなり、途中でこっそり抜けて、平成17年に開湯した地下1800メートルから湧き出る深層天然温泉リアスの湯を一人で楽しみ床に入りました。土曜日というのに風呂には2,3人しかおらず、露天風呂は私1人占めでゆったりと温泉を楽しむことができました。 ○翌朝も午前5時頃には目覚め、HP更新作業後の午前6時30分過ぎに深層天然温泉リアスの湯に行きましたが、先客が2人しかおらず、露天風呂も1人占めでゆったりと楽しみ、午前9時36分気仙沼駅発仙台行き高速バスに乗るため、午前8時30分前にホテルをチェックアウトしました。ホテルから気仙沼駅まで歩いて、復興半ばの気仙沼市内を観察したかったからです。しかし、途中の道路がところどころ舗装が途切れているなどして、スーツケースを転がしながら歩くのも大変と、感じて、途中でタクシーを拾い、バスの発車まで時間があるので30分ほどタクシーで気仙沼市内を周遊しました。 ○気仙沼市内沿岸部は、私が住んでいた頃とは、スッカリ様相が変わり、特に海に近い魚市場前、弁天町、仲町、潮見町を回って貰いましたが、どこがどこだかサッパリ判りません。やたら大きくて立派な冷蔵庫等の建物が新築されていましたが、道路が盛り土で高くなったところと、元のままで窪地のようになったところが混在して、まとまりがない感じがしました。ホテル一景閣が昔の位置に改築されて残っていましたが、そこだけ周りの道路から1m程窪地のようになっています。盛り土を知らされずそのまま改築してしまったとのことです。 ○YouTube動画で有名になった国や県の合同庁舎があった箇所に行ってみると、県の合同庁舎はなくなっていましたが、周辺新しい建物が増えているところ、国の合同庁舎は古い建物がしぶとく残っていました。驚いたのはその先に建てられた防潮堤です。高さは4,5mあり、視界が遮られ、海が見えなくなっています。防潮堤は「堤」なので台形の幅のあるものと思っていましたが、実際建てられたのは、ただの薄っぺらなコンクリート壁でした。こんなものであの東日本大震災クラスの巨大津波が来たら支えになるのだろうかと疑問を感じました。 ○内ノ脇の南気仙沼駅前に案内して貰いましたが、従前と全く変わっており、僅かに残ったプラットフォーム跡でようやくここが駅だったかと判りました。そこから幸町経由で気仙沼駅に向かいましたが、10階建て近い災害公営住宅用マンションが彼方此方に建てられており、立派な町並みになったと感じたところもありますが、建築が遅れたため入居者が予定通り集まらず、空き部屋が多いとのことでした。元の賑わいを取り戻すまでにはまだまだ時間がかかりそうです。 以上:1,548文字
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