平成28年 9月10日(土):初稿 |
○「平成28年第11回司法試験合格者発表雑感」を続けます。 法務省HP「司法試験の結果について」に、新司法試験第1回平成18年から第11回平成28年まで11回の司法試験の結果について、各年の「総合評価」PDFファイルが掲載され、合格者数、合格最低点、平均点、平均年齢等が公表されています。このデータを桐ファイル化してみました。 年毎降順 合格最低点昇順 平均点昇順 ○合格最低点は、平成23年765点から平成18年915点まで、150点の開きがあり、 受験者平均点は平成23年738.91点から平成18年951.46点まで、212.55点もの開きがあります。 ○受験者平均点約749点の問題と、約951点の問題は、難易度に相当差があるとみて良いでしょう。平均点749点の時合格最低点は765点、平均点951点の時合格最低点は915点で、試験の難易度によって合格最低点に差がつくのは当然でしょう。平均点と合格最低点の対比率は、96%から106%と20%の開きがありますが。この開きは大きすぎるかどうかは判断できません。 ○私は合格最低点を決めてこれを上回る受験者は全て合格させるべきと思っておりますが、試験の難易度等からこの合格最低点を決めるのが結構難しそうです。 以上:519文字
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