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北朝鮮が打ち上げたのは”人工衛星”、”ミサイル”いずれなのでしょうか

平成28年 2月 8日(月):初稿
「ロケットとミサイルに違いは無い? 北朝鮮による衛星打ち上げと各国の報道比較」という記事に「(平成28年2月)7日、北朝鮮は宇宙ロケットを用いて人工衛星を打ち上げて軌道に乗せることに成功しました。これは長距離弾道ミサイル技術を用いているため、北朝鮮に核実験とミサイル発射を禁じた国連安保理決議違反となり、各国が非難を行っています。 」と、末尾BBCニュースには「北朝鮮は7日朝、長距離ロケットを発射した。国連安保理決議で禁止されている長距離弾道ミサイルの発射実験とみられ、日米韓など複数の国が批判している。」記述されています。

○ロケットとミサイルの違いが、良く判りませんが、Yahoo!知恵袋「ロケットとミサイルの違い」ベストアンサーによると「人工衛星の打ち上げ用ロケットと弾道ミサイルは、先端部分に衛星を載せるか、爆薬などを載せるかといった違いはあっても基本構造は同じです。」とのことです。

○北朝鮮が打ち上げた物体は、「人工衛星」と称する事実上の「ミサイル」と報道されています。その物体は軌道に乗ったとのことですが、先端部分に爆薬を乗せた「弾道ミサイル」かどうかの記述は見られません。「北朝鮮の地球観測衛星『光明星4号』をのせたロケットが発射されました。」との報道もあります。それでも事実上の「ミサイル」との報道されるのは、打ち上げた国が北朝鮮だからなのでしょうか。疑問が解消しません(^^;)。


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「人工衛星」、地球回る軌道に 衝突避けるため監視
共同通信2016年02月07日 21:30

 米CNNによると、米戦略軍は7日、北朝鮮から発射された事実上の長距離弾道ミサイルから分離された二つの物体が、地球を回る軌道に投入されたことを明らかにした。人工衛星との衝突を避けるため軌道データも公表した。

 同軍統合宇宙運用センターは、宇宙ごみが人工衛星に衝突するのを回避するため宇宙の状況を監視。レーダーによって確認された人工衛星などの軌道データをインターネットで公表している。

 北朝鮮が「人工衛星」と主張する物体にも二つの番号が割り振られて、地球を回る物体として認定されたが、電波を発信できる人工衛星であるかどうかは分かっていない。


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"人工衛星"打ち上げ成功の報せに平壌市民たちは拍手
BLOGOS images2016年02月07日 17:21




7日午前、北朝鮮が事実上のミサイルを発射した。

平壌市内では街頭ビジョンの前で市民が足を止め、放送に聞き入った。アナウンサーが"人工衛星"打ち上げの成功を告げると、市民たちからは拍手が沸き起こった。

ある男性は「この成功は、第7回朝鮮労働党大会を前に、我々国民や軍がまた強くなったことを感じさせる」と述べ、ある女性は「ニュースを聞いて、この喜びをどう表現すればよいかわからない。私たちが本当に強力な国であることを感じさせてくれました」と述べた。


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北朝鮮:人工衛星ロケット打ち上げ、衛星軌道に投入成功
nonreal2016年02月07日 12:52


北朝鮮の地球観測衛星「光明星4号」をのせたロケットが発射されました。今回発射されたロケットは、爆弾を運ぶときには「テポドン」、人工衛星を運ぶときには「銀河○○号」という2つの名前を持ったロケットです。

2012年の光明星3号1号機(失敗)、光明星3号2号機(成功)に続き、3機目の人工衛星打ち上げですが、どうやら軌道投入に成功したようです。詳細は国際機関やNORADあたりの情報を待つことになると思います。

テポドンと共通の技術をもったロケット発射実験だからといって、日本の安全保障上の新たな脅威に!というわけではありません。北朝鮮はすでに日本を射程に収めた準中距離弾道ミサイル「ノドン」の発射能力をもち、日本が備えるべきはこのミサイルです。本来、ミサイル防衛もこのノドン迎撃を目的としたものです。テポドンやKN-08といったICBM級の実験成功で安全保障上の問題が増えるのは米国で、日本は同盟国として米国とどう協力し、地域関係国と連携するか、という点が焦点となります。


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北朝鮮、長距離ロケットを発射
BBCニュース2016年02月07日 11:37

北朝鮮は7日朝、長距離ロケットを発射した。国連安保理決議で禁止されている長距離弾道ミサイルの発射実験とみられ、日米韓など複数の国が批判している。北朝鮮はこれまでに、人工衛星の打ち上げ予告を国連に通告していた。

日韓両政府によると、北朝鮮は7日午前9時31分ごろ、北西部の東倉里(トンチャンリ)から「人工衛星の打ち上げ」と称してロケットを南方向へ発射。約10分後に沖縄県上空を通過したもようだ。

日米韓の3政府は国連安保理に、緊急会合の開催を要請した。

韓国の専門家たちは、故・金正日総書記の誕生日2月16日を前に北朝鮮が発射を実施するのではないかと予測していた。

北朝鮮は1月6日には、同国が水爆実験だと主張する核実験を実施している。

北朝鮮は一貫して宇宙開発計画は平和目的だと主張してきたが、日米韓だけでなく、同盟国の中国でさえ、米国本土を射程距離内に収める大陸間弾道ミサイルの開発を進めているものとみている。

「深刻な脅威

日本の安倍晋三首相は記者団に対して、「断じて容認できない」、「明白な国連決議違反だ」と批判した。

国連安保理決議は北朝鮮に対して、核実験や弾道ミサイル実験を禁止している。

スーザン・ライス米大統領補佐官(安全保障担当)は、北朝鮮の弾道ミサイル技術使用は「またしても、不安定化をもたらす挑発的な行為」だと批判。「北朝鮮のミサイル・核兵器開発は、我が国の利益および最も親しい同盟諸国の安全保障に対する、深刻な脅威である」と声明を発表した。

米ニューハンプシャーでは、長距離ロケット発射の一報直後に大統領選の共和党討論会が始まったため、同党の候補指名を目指す各候補は反応を求められた。

実業家ドナルド・トランプ氏は、中国との協力がカギだと発言。「自分なら中国に働きかける。(北朝鮮の)問題は中国が解決するといい。中国なら素早く的確にできるはずだ。北朝鮮については、我々はそうすべきだ」と述べた。

ニュージャージー州のクリス・クリスティー知事は「向こうはタフな姿勢や力の誇示しか理解できないんだ」と述べた。

北朝鮮ロケット発射の流れ

・2016年2月――人工衛星を搭載しているという説明のロケット発射

・2015年5月――北朝鮮は潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験を初成功させたと発表。他国は信ぴょう性を疑う。

・2012年12月――人工衛星の打ち上げ名目で3段式のロケット「銀河3号」を発射。米国防総省は軌道上への到達を確認。

・2012年4月――3段式ロケットが発射直後に爆発し、海へ落下。

・2009年4月――3段式ロケット発射。北朝鮮は成功したと主張するが、米国は失敗して海へ落ちたと。

・2006年7月――長距離ミサイル「テポドン2号」の発射実験を実施。米国は、発射から間もなく失敗したとみている。

(英語記事 North Korea fires long-range rocket despite warnings)


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