平成24年 1月13日(金):初稿 |
○「大阪弁護士会館での日弁連業務改革委員会等」で、平成21年1月開催日弁連業革委員会全国業革委員長会議会場の大阪弁護士会館に行ったことを報告しておりました。この会議懇親会の後に案内された大阪弁護士会館13,14階会員専用サロンが、「伝統ある北欧のクラフトマン・シップを継承し、フィン・ユール、イプ・コフォード・ラーセン、ヤコブ・ケア、シグード・レッセルなどの北欧家具の巨匠がデザインしたとの家具を置いて、上質で気品あるくつろぎの空間を演出している」と記載していましたが、これだけの会館を作るなんて、「大阪の弁護士さんは,流石、商売上手で儲かってはりますな」との感想でした。 ○大阪弁護士会館自体の紹介サイトでの写真は以下の通りで、「大規模建築でありながら素材やデザイン、構造に至るまでこだわり尽くされた作品」とのことです。仙台弁護士会館が完成した時は、随分立派な会館が出来たと感激したのですが、大阪弁護士会館を観た時は、その規模の余りの違いにガックリ来ました(^^)。 ○「弁護士と闘う!」の「トリベンに続き大阪弁護士会のテレビCM」によると、 「大阪弁護士会の新しいテレビCMができました 三木元副会長ご推薦のトリベンも抜群のセンスでしたが 今回のTVCMもさすがにセンス抜群。さすが大阪弁護士会です ミライオなんかにゃ負けません 事情通の弁護士さんによると今回のCM予算は3000万円だそうです」 とのことで、そのTV広報ビデオ「弁護士さん!ちょっと聞いて~な!」を早速、観てみました。 4人の若手弁護士さんが、離婚、労働問題を判りやすく解説し、更に遺言の日記念イベントとしての相続問題をテーマとした劇団「ななころび」による41分もの長い寸劇が掲載されていました。この寸劇、最初の数分間観てみましたが、ナレーターから、出演役者を弁護士が担っています。「大阪弁護士会が寸劇熱演」によると「ななころび」は大阪弁護士会の有志劇団のようです。仙台弁護士会にも、ジャズ楽団は出来ましたが、流石、大阪弁護士会、劇団まで持っています。 ○大阪弁護士会TVCMによると、上記の外にも、時代劇篇、スパイ大作戦篇(遺言)、女神篇(交通事故)の解説TVCMを放映しているとのことですが、これによってどれだけ大阪弁護士か法律相談センター来訪者が増えているのか知りたいところです。私自身は、会としての広報が、どれだけ弁護士個人への集客効果があるかについては疑問を持っています。お客様はあくまで、自分が抱えているこの問題を、直接、取り扱ってくれる弁護士の情報が欲しいのであり、弁護士という職種の情報が欲しいとは思っていないはずです。各弁護士個人が、その個人の特色を前面に出した宣伝広告でないと効果はないような気がしております。大阪弁護士会のような会としての宣伝・広告がどのような効果をもたらしているのか、次回の業革委員会で大阪弁護士会所属の委員長に聞いてみたいと思っています。 以上:1,216文字
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