平成23年 6月 3日(金):初稿 |
○「浜岡原発停止と細野豪志氏の評価-選択平成23年6月号から」を続けます。 選択平成23年6月号の上記記事の他に政界スキャンシリーズ記事で「菅直人よ国を亡ぼす気か」との記事があり、平成23年5月16日付毎日新聞調査で菅内閣支持率が27%、不支持率54%と記述されていますが、私の感想は,良く27%もの支持があるなというところ、Yahoo!みんなの政治「あなたは菅内閣を支持しますか、しませんか? (2011年5月25日~5月28日)」では、支持率11%、不支持率87%となっており、こちらの方が実態に近いのではと感じています。 ○平成23年6月3日時点でのYahoo!みんなの政治コメント一覧を見ると全448件で、菅内閣不支持コメントの方が圧倒的に多く不支持コメントに対する支持率は不支持率の5~8倍のところ、僅かの割合の菅内閣擁護コメントに対する支持率は、殆どが不支持率の3分の1以下です。 私がザッと見て共感したコメントは、 考え方と行動がちぐはぐである。要は信念がないということだと思う。国の運営をまかせることができない。人の考え方というものはある期間経過すればそれなりにわかってくるものだがこの内閣は何を考えているのか良くわからない。なんでこんな内閣ができてしまったのか国民としての責任もあると思う。それは民主党を選んでしまったことに対してである。しかしよくよく考えてみるとこんな民主党政治を期待して投票した人は少ないはずだ。はっきりいって内閣はすでに機能していない。国民に背を向けられて機能するはずが無いではないか。一生懸命やっている自分達がなんで国民は支持しないのか。マスコミの取り上げ方が悪いのではないかとかいろいろな思いはあると思うが決定的なのは自分が政治家としての資質に欠けているということに気がついていないことにある。の支持79件に対し、不支持10件のところ、 数少ない菅内閣支持コメントの一つ、 市民活動家から這い上がってきた管氏が未曾有の大震災の際、首相でいた事が正に天の配材で、我が国にとっても不幸中の幸いである。安倍・福田・麻生・鳩山の世襲議員では、無責任極まりない運営しか出来ない事は、彼らが平時における弱々しい退陣をした事実が証明している。小沢氏が策謀しているが、彼は幹事長等寝技による運営を得意としている政治屋で、大臣として施策実績は無く、何よりも品性が劣る。小沢氏自身が激務に耐えない健康状態を直視すべきであり、公然と一兵卒と語っているので、管首相の下で雑巾がけを行って、困難に直面している我が国のために微力を尽くすのが唯一の復権の道であり、これを平然と反する倒閣の策謀をするのは、ウソつきであることを自身で証明することになる。谷垣氏では、自党の長老連中の意見に左右され、リーダーシップは管氏以下であり、みんなの党の渡辺氏も直ちに首相を行うには実力が不足している。この非常事態は、管氏のように独善と言われても実行していかなければ未来がなく、誰がやっても大きな不満は必ず起こる。全ての政治家が政府のもとで、建設的な意見を提案し、復興に行動を共にして、日本の未来を良くする事が望まれる。は、支持21件に対し不支持115件で不支持が6倍近くあり、菅直人支持は全くの少数派です。 不支持コメントに、 震災への対応、外交・経済その他どれをとっても稚拙で任せられない。と言うものがあり、支持135件、不支持22件と支持が不支持の7倍近くあり、これが菅直人首相に対する一般的感想ではと思っております。 ○平成23年6月2日午後は不信任案審議国会TV中継に釘付けになりまるで仕事になりませんでしたが、特に菅直人首相ですが、政治家とはすごい人種だと感歎しました。あれだけ、目茶苦茶、ぼろくそ、ケチョンケチョンにけなされて、また、まだ1年程度の在任期間で、よくこれだけ大量のけなされる材料を作るものだと感心しながら、それでも、脇の甘い鳩山前首相を籠絡して総理の座にしがみつく執念と神経の図太さにただただ感嘆の一言でした。 ○私のような貧乏人には想像もつかないような大枚をはたいて民主党を育成してきたつもりの鳩山前首相には民主党を分裂させたくないとの執念があるようです。菅総理は、いわばその弱みにつけ込み、民主党分裂回避のため直ぐにやめるようなそぶりを見せて不信任案反対表明をさせます。ところがその数時間後の記者会見で来年1月以降まで居座ることを堂々と宣言する菅直人首相のしたたかな言動には、えっ、ここまでやるか、総理の座にしがみつく執念にただただ呆れるばかりです。 しかし、まんまといっぱい食わされた鳩山前首相は、ペテン師だ、詐欺師だと怒りを露わにしていますが、菅直人氏のような人物が国のトップに居すわること自体、日本国民として恥ずかしい限りです。 以上:2,057文字
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