平成22年12月30日(木):初稿 |
○平成22年12月29日、秋保温泉ホテル瑞鳳で、前28日に引き続き、家族の忘年会を開催し、郷里気仙沼、仙台近辺、東京方面から、私の実母の子供達と孫達合計13名が集まりました。私の姉弟(きょうだい)は、郷里気仙沼の実家を守る長姉夫婦(夫が婿養子)、東京の次姉の4名ですが、年に一度くらいはその子供達も含めて顔を合わせるべく、平成15年頃からホテル瑞鳳での事務所忘年会の翌日を家族忘年会とし、一泊同宿します。20数名集まる事務所忘年会と比較すると規模が小さく大人しい忘年会ですが、何とか出て来た来年90歳を迎える実母の衰えと、気仙沼で実母とその介護に当たる長姉夫婦の大変さを痛感し、何も出来ない自分に忸怩たる思いになっているところです。 ○私は、温泉に来ると先ず到着後第1回目、夕食後就寝前第2回目、早朝起床後第3回目の、3回は温泉に浸るようにしています。30日も早朝、午前5時には目覚め、午前5時30分、瑞鳳1階にある大浴場に行きました。内風呂、露天風呂等20分程ゆっくり浸かり、あがった後、私が脱いだ浴衣、袖なし羽織、帯、パンツ、ランニングシャツ、補聴器を入れて置いた脱衣所○○番のロッカーの前に着いて驚愕しました。 ○ランニングシャツ以外、何も見えなくなっていたからです。小指の先ほどしかない小さいけれども高価な補聴器もなくなったかと慌てて奥を探すと、これは残っており、ホッとしました。私が脱いだ浴衣、袖なし羽織、帯は部屋に備え付けで入浴者全員同じものをつけていますので、誰かが間違って私の脱いだ浴衣・袖なし羽織・帯は、兎も角、パンツまで間違ってはいてしまったようです。 ○相当高齢でちとボケかかって見えるお爺さんが私がつけてきたと全く同じに見える浴衣、袖なし羽織、帯をつけて立っているのが見え、この人が間違って私のものを身につけたのではと疑われました。しかし、それを確認して、間違いを発見しても、神経質な私は、その爺さんが身につけたパンツを再度履く気にはなれません(^^)。まして、その爺さんの正しいロッカーを探してその爺さんのパンツを履く気になどは、到底、なれません。そもそもその爺さんの正しいロッカーを探すことも自力では不可能で、逃げたパンツは負わないことにしました(^^;)。 ○しかし、どうやって部屋に戻るかを思案していると、幸い、義兄がお湯からあがってきたので、訳を話し、部屋から新しい浴衣を持ってきて貰うことにしました。しかし義兄は部屋に行くもなかなか戻ってきません。小さなハンドタオルを腰にまとって脱衣場をウロウロしていると、私と同じように裸で脱衣場を長い時間ウロウロしている人に気付きました。私と同じ境遇かと,声をかけると、なんと、自分が脱いだ浴衣等を入れたロッカー番号を忘れてしまい、浴衣は皆同じだが、パンツはそれぞれ違うので見分けがつくはずと、ロッカーの中のパンツを一つ一つ探し歩いているとのことです。世の中には色々な人が居るものだと感歎していると,ようやく義兄が新しい浴衣を持って現れ、これをまとって何とか、部屋に戻ることが出来ました。これから間違われないよう如何なる方策を施すか思案のしどころです(^^)。 ○以下、宴会場「鶴亀の間」での会席料理です。 ホテル瑞鳳の料理は,これまで余り良いイメージがありませんでしたが、今回の料理はなかなかのものでした。 前菜の鍋物、ずんだ餅等 伊勢エビの刺身に、アワビの塩焼き メインディッシュステーキと天ぷら・デザートまで 以上:1,436文字
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