平成17年12月14日(水):初稿 |
○平成17年12月13日(火)は仙台弁護士会石巻法律相談センターでの相談担当で一日出張でした。 石巻法律相談センターは、いつも相談者が多く、且つ師走に入ったので相当忙しいことを覚悟して行ったのですが、午前中に2件しか相談がなく拍子抜けでした。 ○週に2回仙台本庁の会員が週2回現地の相談センターに待機して相談を受けるのですが、前回も相談が僅か1件のみと言うことで開設後しばらくは一日10数件の相談があったのが最近は数件止まりと言うことです。このような相談所の定番である多重債務、離婚相談が昨日は1件もありません。 ○多重債務を抱える方が激減しているとは思えず、世の中景気が上向いて給料が上がるなどして返済が可能になり弁護士に相談する程度になっている方が減っているのかも知れません。離婚等の男女問題がらみの相談が1件も無いのも珍しいことでした。 ○仙台弁護士会の司法修習生向け就職案内は次の通りです。 当仙台弁護士会は、東北地方の中核都市仙台市を中心とした宮城県に存在する弁護士会です。会員数は、2005年5月31日現在236名(仙台本庁224名、石巻支部4名、古川支部4名、気仙沼支部2名、大河原支部2名)であり、適正規模の中規模会と言えます。 当会会員の取り扱っている事件は、民事事件、商事事件、倒産事件、刑事事件、少年事件、労働事件等多岐にわたっていますが、まだまだ新規開拓すべき業務分野が残っていると思われます。特に仙台以外の支部においては、弁護士過疎の状態であり、是非志ある方の入会を歓迎したいと考えております。 ○私も本庁は兎も角、支部は弁護士数が圧倒的に不足していると思っていますが、昨日の石巻法律相談センターでの相談件数の少なさをみるとちと不安になった次第です。 ○弁護士全体数が不足していると言うことで弁護士の増員が決まり、司法試験合格者数が10年前までは500人前後だったものが徐々に増え、ここ数年は1500人前後に増え、平成18年には現行司法試験組が500人程度、ロースクール卒業生の新司法試験組が1200人程度の合計1700名に増え、平成19年には新司法試験組1200名と平成17年合格者1500名合わせて2700名が法曹になるためその就職先確保が現在大問題になっており、弁護士業界も市場開拓にいそしむべき時代が到来しています。 以上:961文字
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