平成17年 9月 5日(月):初稿 |
○更新情報です。 各種記録ロースクール日記に「2005年9月1日『レポート』」を追加しました。 ロースクールは、今、夏休みのはずなのに、次から次へとレポートが出されて、自分の時間が全く持てないと嘆いています。どうやら教官側は、来年の新司法試験合格に向けて、夏休みであろうと無かろうと教官側のスケジュールで学生達をがんじがらめに縛り付け、予定カリキュラム通りに勉強をさせているようです。 ○私の受験時代を振り返ると勉強スケジュールは通信添削科目に合わせてやることもありましたが基本的には自分で立てていました。合格1年前は、当時司法修習生であったUさんとKさんのお二方から個人的に通信添削指導を受けていましたが、提出いただく問題文は私の方から分野をリクエストしていました。 ○Mさんの通うロースクールでは、教官側で勉強スケジュールの細かいところまで決めて、正に手を取り足を取りの指導で、合格に導こうとしているようです。学生側は、教官が敷いたレールの上を走るだけなので、自分で計画を立てる必要が無く、楽と言えば楽です。 ○ロースクールでも、せめて夏休みくらいは学生が自主的に勉強できるようにレールを外しても良いようなものです。しかし来年に迫った未知の新司法試験の合格率確保のために万全の準備をしなければならず、「これでもか、これでもか」と学生に課題を与えているのでしょう。 ○2005/03/01付け法科大学院ガイドによると、新司法試験の初年度合格者数、900―1100人とのことです。 法務省の司法試験委員会は2月28日、2006年度に始まる新司法試験の初年度合格者数を900―1100人と決めた。また同年の現行試験の合格者数を500―600人とした。同委員会が今回決めたのは07年までの合格者数。07年は新試験の合格者数を06年の2倍程度に増やす一方、現行試験は約300人に減らす。 ○詳しくは「併行実施期間中の新旧司法試験合格者数について」に記載されていますが、平成18年度司法試験合格者最大数は現行試験組600人、新試験組1100人で1700人となります。法科大学院卒初年度司法試験挑戦者数が仮に全国で3000人居るとすれば新司法試験合格率は3分の1程度でしょうか。 ○自分のロースクール生の合格率が3分の1以下では今後の経営にも影響するもので教官側としても生き残りをかけて学生のレベルアップに必死になっているものと思われます。 Mさんも自ら選んだ道ですから、最善の努力をして本望達成して頂きたいところです。 以上:1,039文字
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