平成17年 8月18日(木):初稿 |
○平成17年8月16日午前11時46分発生の地震では幸い被害は全くありませんでしたが、考えさせられたことがあります。それはマンション7階の事務所で仕事中に地震が発生した場合の行動基準です。 ○会議室でお客様と打ち合わせを終了して、次の打ち合わせ期日を決めるため事務室にクリエを取りに戻ったときグラッときて、結構、大きな揺れに動揺して、一体どのように行動すべきか迷いました。 ○結局、事務室中央の書棚が倒れたら大変だと言うことで書棚を支えましたが、後で考えるとこの書棚は平成15年5月26日地震後に補強工事をしており、これが倒れるくらいの地震であれば、これを支える行動は却って身の危険になります。書棚と一緒に倒れて身体が潰されるおそれがあるからです。 ○揺れが収まって会議室に戻るとお客様は会議室の重量のある21インチCRTディスプレイが落ちないように支えて居たと言うことで有り難いと思いましたが、これも落ちるような強い地震であったら支える行動によって却ってお客様の身に危険が及びヒヤッとしました。 ○会議室は防音構造で壁が厚くなっており書棚も作り付けで扉が付いており地震により書棚が倒れること危険性は少ないのですが、会議机上にパソコンデータ表示用ディスプレイが数台あり落下の危険があります。 会議室で仕事中地震発生の場合、お客様の避難誘導をどうするかも考えておかなければならないと思いました。 ○阪神・淡路大震災では、死者の8割近くが建物の倒壊や室内の家具が転倒したことによる圧死だったそうで、一昨日の地震より更に大きな地震の場合に備えて、地震の際の行動基準を決めておくべきと思った次第です。 ○あるHPに「賢いマンション暮らし」のための地震に対する心構えとして次の7カ条を挙げています。 1.家具の転倒を防止する 2.火災を起こさないためにも、すぐに火元を遮断する 3.慌てて外へ飛び出すと、かえって危険なこともある 4.マンション上層階に住む人は特に、緊急時の避難経路を確認しておく 5.非常持ち出し袋の準備 6.家族同士で連絡(安否確認)の取り方を決めておく 7.築年数の経過したマンションでは、建物の耐震補強 ○今度の地震が昭和53年6月12日の「宮城県沖地震」後に想定された「宮城県沖地震」の再来ではないと判定され、更に大きな地震の再来が早まったとの報道もなされていることから、上記7カ条等参考に地震時の行動基準に付いた考えていこうと思った次第です。(この話題後日に続けます。) 以上:1,021文字
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