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ニートの激増について

平成17年 3月26日(土):初稿 平成17年 5月15日(日):更新
小沢一郎メールマガジンを愛読してますが、最新号に夕刊フジ連載「剛腕コラム」226号の
・・・ニート激増、85万人・・・
・・・漠然と他人に寄生して生きるなどとんでもない・・・
・・・甘やかせた親が最も悪い・・・
・・・家から追い出して自活させよ・・・

との記事が配信されました。

○昔から大ファンを自認する田中角栄氏が一番可愛がった政治家と言うことで小沢氏に興味を持っていますが、その切れ味の良い論評にも惹かれるところがあります。
小沢氏らしくニートをばっさり切り捨て、最も責任が重いのは厳しいシツケもせずに、ただ甘やかせている親であり、ニートの親は鳥の親より劣ると断じています。

ニートとは英文でNEET(Not in Employment, Education or Training)で直訳すると「就業、就学、職業訓練のいずれもしていない人」で英国で名づけられたものだそうです。
私も昨年NHKクローズアップ現代でこの問題を知り、由々しき問題と思っておりました。

○しかし「ニートなりたい僕たち」には笑ってしまいました。
これによると「仕事もせず学校にも行かず職業訓練もしていない」女性は家事手伝いと称し大して非難されないのに男はニートと呼ばれて非難されるのはおかしいと言うことで、最後は「男手だけでも子育てできるぐらい育児環境の整った社会を作れば、ばりばり働きたい女性がもっと増えて企業のCSRにもプラスになるし、『家庭内の大黒柱は男でも女でもいい』っていう社会常識もできるんじゃないの?そしたら無職男性も『カジテツ』とか『センギョー』って呼ばれるようになって、ニートって言葉は自然消滅する」と結んでいます。

○この考えは、家事育児をこなす専業主夫が珍しくない世の中になれば女性の社会参加も増え、完全な男女平等が実現するというものです。なるほど一理あるなと思いました。
世の中、色々な考え方があるものですが、専業の主夫も主婦も家事育児と言う重要な仕事に、又「家事手伝い」も家事と言う仕事に、それぞれ従事しているので、無就業のニートと評価されない点を見落としており、ニートの捉え方に違いがあるようです。

以上:889文字

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