平成17年 2月26日(土):初稿 平成17年 5月15日(日):更新 |
○昨日は、仙台エクセルホテル東急地下のなだ万でこの1年間当事務所運転アルバイトを担当してくれたS君の送別昼食会でした。S君は先輩のMさんに続いて東北大学法科大学院の現役合格を目指して頑張っていたのですが惜敗しました。そのため来期必勝を目指して勉学に専念するためアルバイトを辞めることになったからです。 ○これからは自宅アパートにこもって受験勉強に専念するとのことですが、法科大学院の入学試験は一般科目があるため法律科目に絞った受験勉強が出来ず、大変そうです。私も30年程前になりますが、大学4年時終了の春、大学に席を置いたまま郷里気仙沼に戻り受験勉強に専念しました。司法試験科目は六法が中心であり法律科目に的を絞って勉強できました。これに比べ法科大学院受験は、法律科目だけではダメなようで、的を絞れない不安感は大きいようです。 ○Mさんも参加してくれましたが、学年末試験が全て終了し、間もなく進級の可否の発表があるとのことで不安の面持ちでした。1日15時間も勉強しないと大学院の授業について行けないとのことでこちらも相当大変そうです。 ○法科大学院構想が出たとき日弁連内部推進派に対し、相当の反対派も多く反対の理由は、お金がかかり経済的余裕がないと法曹の道が絶たれてしまうこと又どうせ学生の身分では勉強しないから無駄な制度になる等です。 ○私自身、法科大学院なんて無駄な制度は止めて単に現行試験の合格者を増やし、合格者が増えて司法研修所で教育できない分については、弁護士補の資格を与えて2年程実務勉強してその後初めて正弁護士になるための試験を実施すればよいと単純に考えていました。 ○しかしMさんの様子を見ると法科大学院では相当ハードなスケジュールで正にビシビシと鍛えられているようです。 これによってどれだけ力を付けているのかはうかがい知れませんが、どうせ学生の身分では勉強しないので無駄になるとの予想は外れたようです。 何かの縁で当事務所の力になってくれたMさんもS君も初志貫徹で有為な法曹になって貰いたいと思った次第です。 以上:851文字
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