平成18年 6月12日(月):初稿 |
○ブログ大流行で様々な分野別ブログのランキングサイトがありますが、たまたま債務・借金ランキングを見つけました。ある借金整理専門弁護士サイトからリンクを辿って見つけたものですが、弁護士や司法書士も参加していました。 ○この債務・借金ランキングの第1位が「カードローンとの戦わない戦い 返済を辞めました・・・借金と戦う主婦、実はそんなに戦ってはいない」主婦の「お金がないから返せません」と言うブログです。このブログでの、世界の中で消費者金融が成立しているのは日本だけと言う内容の「消費者金融は成立しているか その1 」、「消費者金融は成立しているか その2 」には笑ってしまいました。 ○笑ったのは「その1」で紹介されたアメリカでの借金解決本を書いている加地将一さんと言う方の話しで、それによると20年位前に彼がアメリカに住んでいるときに、日本のサラ金なる物の評判を聞き、自分もアメリカで、はじめたところ、資本金10万ドルが半年後にキレイさっぱり無くなったとのことです。 その理由は、-昔良く見たドリフターズのコントを思い出す漫画的な話しで思わず大笑いしましたが、- ・借りに来る人は沢山来たけれど、誰も返してくれず、 ・しつこく催促の電話をすると、警官が訪ねてきて「 これ以上電話したら逮捕する 」と、言われ ・直接家を訪ねると、銃を突きつけられ「 敷地からでていけ 」と脅され ・さらに、返済が滞っている人が事務所に来て、 「 俺にはお金がないから、返済も出来ないんだよ。飯代にも事欠いている。あんたは お金があるから、金貸しをやっているんだろう。頼むからもう少し金を貸してくれ。 ある奴が無い奴に貸すのは当たり前だろうが 」 と追い貸しを強要される ことなどだそうで、どこまで本当の話か疑問なきにしもあらずですが全くの出鱈目とも思えません。 ○更に中国では借金や買掛金等の債務の支払いを滞らせることが頻発しますが、いかに借金を滞納できるか、踏み倒せるかが担当者の一種の技術とみなされ、出来るだけ長い間返済しないことが尊敬されるべき世渡り術として評価されるとも紹介されておりました。 ○「その2」では、加地さんの借金解決本での分析で、日本には消費者金融が成り立つ独特の要素があり、それは恥の文化であると紹介されています。確かに借金整理相談で、事務所を訪れる方の多くは、サラ金からお金を借りたことを恥と感じて隠し通そうします。そのため次々に借入を繰り返し破綻に至ります。 ○日本人は全般に借りたものは返すと言う基本を律儀に守る意識が強く、更にサラ金から借りたことを恥じて周囲に話さず自分だけで返そうとして、却ってあり地獄に陥る方が多く、これらの方々がサラ金商売を支えていることをシッカリと実感した次第です。 以上:1,135文字
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