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第15回脳脊髄液減少症研究会参加のための脳神経外科用語確認

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平成28年 3月13日(日):初稿
○「第15回脳脊髄液減少症研究会参加のため都内某ホテル滞在中」を続けます。
平成28年3月13日(日)は、第15回脳脊髄液減少症研究会2日目で午前9時から午後3時30分までの間に22件もの症例報告,提言等がなされます。1日目の3月12日(土)も午後1時から6時までの5時間で20件の症例報告が詳細になされ、それに対する参加医師同士のディスカッションも加わり,大変,充実した内容だったと思われます。

○「思われます」としたのは、いかんせん、私は,法律の専門家ですが,医学知識は,所詮素人であり,レジュメに書かれている内容,飛び交う議論で出てくる医学用語が、理解できていないからです。そこで、2日目参加に当たり,以下,必要と思われる基本用語の確認です。

・血腫
出血により血管外へ流れ出た血液が体内・組織内に溜り排出されない状況を言う。 また、その血液が腫瘤(しゅりゅう)状になり固まった状態で組織内に滞留したものの
血腫(ヘマトーマ)とひとことで言ってもその原因は様々である。 有名な疾患としては脳の血管から出血し血液がたまる脳出血などがある。
血腫(ヘマトーマ)は早めに除去すると、術後の回復が早まり、手術痕も綺麗になりやすい(見た目が良くなる)と言われている。 とくに見た目は分娩後や包茎手術などでは大変重要視されており、その手際の良さをアピールしている医療機関も多い。

・血栓
血管内の血液が何らかの原因で塊を形成することであり、主に血管壁が傷害されることにより起こる。
通常、血栓の役割は止血である。止血が完了し障害された部位が修復されると血栓は消える。これを線溶作用と言う。しかし、その線溶作用が働かずに血栓が肥厚し血管を塞ぐことにより、血栓が出来た下位の部位で虚血や梗塞が引き起こされる。それを血栓症という。
また、血栓がはがれて別の場所の血管をふさぐことを血栓塞栓症という。

・硬膜
脳と脊髄を覆う3層の髄膜のうち、一番外にある膜。硬膜の内にあるクモ膜とは密に接着している。ただし硬膜下隙と呼ばれる微細な隙間があり、硬膜下出血で血液がたまると肉眼で認められる程度まで広がる。硬膜は非常に厚く強靭な膜であって、脳と脊髄を周りの組織から隔て外傷や感染から守るという役割を担っている。

・硬膜外腔
脊髄を覆う硬膜(こうまく)と、その外側を囲む脊柱管の間にある空間のことである。脂肪で満たされている。硬膜の内側がクモ膜下腔であり、クモ膜下腔は脳脊髄液(髄液)で満たされている。

・髄液腔(くも膜下腔)
脳と脊髄は、硬膜という袋の中に入っており、この袋は、水様透明の"髄液"に満たされ、この"髄液"は川のように流れており、この髄液が流れる脳、脊髄の表面を"くも膜下腔"と呼ぶ


山形県立中央病院HP「脳脊髄液減少症(低脳脊髄液圧症)について」が、素人にも判りやすく解説されている。
以上:1,181文字

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