平成27年 9月10日(木):初稿 |
○「”パソコンでのメモ”を繰り返していると脳力が落ちる-とは限らず!」を続けます。 経営コンサルタント横山信弘氏の「絶対達成2分間バトル」というサイトの2015年9月8日記事「どうして『パソコンでのメモ』を繰り返していると脳力が落ちるのか?」の最後のまとめに、 紙とペンを使い、人の話を聞きながらメモをとるには「思考のインフラ」が必要です。と記述されています。 ○ここでの •話を聞く •話の内容を理解する •話の内容を理解したうえで短い文章にまとめる の3点が重要と言うことは、全く同感です。 ○お客様の話を聞いて、即準備書面、通知書等を完成させるのも同じ思考経路です。聞いた話を、自分なりに理解して、理解したことを表現することが、時にメモであり、時に体裁の整った文章です。これを行うことは、紙にペンでメモしなければ出来ないものではありません。素早く記録するという意味では、手書きメモよりパソコン入力の方がズッと速く効率的です。 ○そのためには、キーボード入力はブラインドタッチが必須となります。ブラインドタッチが出来るようになれば、入力スピードが速くなるだけでなく時に話し手の顔を見ながらの入力も可能です。私の場合、手書き速度より、キーボード入力の方が少なくても3倍以上速く文章が作れます。手書きだと文章の修正がやっかいですが、パソコンの場合、何らの苦なく文章の修正が可能です。 ○弁護士仲間でも、委員会等の議論をパソコンに全て入力している方が居ます。慣れれば話す言葉を殆ど同じ早さで入力が出来ると思われます。難聴者の会議等では要約筆記がつきます。要約筆記は、筆記者の手書き文字を拡大してスクリーンに写すものと、パソコン要約筆記者がパソコンに入力してスクリーンに写す2種がありますが、後者の方がズッと速くて且つ正確に感じます。 ○横山信弘氏は、おそらく自身が紙にメモ派で、パソコン入力はされず、自らの経験だけで、紙にメモでなければ頭に残らず、また、脳も鍛えられないと決めつけていると思われます。パソコンにメモする場合でも、要は、理解してどのようにまとめ、記憶するかであり、基本的には、どちらも変わらないと確信しています。パソコン入力して、入力したことがまとまりながく、且つ、自己の記憶としても不正確な人は、紙にメモしても同様の結果なはずです。要は人の話を聞いてまとめ、表現する意欲・姿勢の問題であり、紙のメモ或いはパソコン入力の違いとは思えません。 以上:1,211文字
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