平成21年 9月12日(土):初稿 |
○「他のファイルデータ読み込み後のデータ処理便利関数紹介」で、「愛知学院大法科大学院22」から、最後の「22」だけ取り出す関数式 #部分列([大学名], #文字位置([大学名],"大学院")+3 ) を紹介しておりました。「平成21年第4回新司法試験合格者発表雑感」で紹介した 平成21年新司法試験合格者数順上位30校 の表も同様にして作成しました。 ○あるデータから特定のデータを取り出す関数としては、この#文字位置が大変便利ですが、あるデータの特定部分を別なデータに置き換える、或いは、あるデータから特定のデータだけ削除したりする関数としては#文字置換という関数が大変便利で、私は、「ちかん」と入力すると「#文字置換([],"","")」と変換する辞書登録をして、しょっちゅう、これを利用しています。 ○桐ヘルプでは次のように説明されています。 #文字置換( str1 , str2 , str3 ) 文字列の str1 の中の文字列 str2 と一致する部分を、文字列 str3 で置き換えます。 該当する文字列が複数ある場合は、該当する部分がすべて置き換わります。 一致する文字列がないときは、str1 のままになります。 引数 説明 str1 文字列を指定します。 str2 検索する文字列を指定します。 未定義値を指定した場合は、結果も未定義値になります。ご注意ください。 str3 置き換える文字列を指定します ○具体的な利用例は、判決書の「原告」を「X」と置き換える場合、 #文字置換([],"原告","X") と言う簡単な関数式で、その項目内の「原告」が「X」に置き換わります。 次に、原告小松を単に原告としたい場合は、 #文字置換([],"原告小松","原告") 小松だけを削除したい場合は、 #文字置換([],"小松","") となります。 ○「愛知学院大法科大学院22」から「22」を取り出して削除する関数式は #文字置換([大学名],#部分列([大学名],#文字位置([大学名],"大学院")+3),"") です。 これは、[大学名]と言う項目のデータの中で”大学院”と言うデータのある文字位置から3番目以降のデータを取り出し、これを””即ち未定義に置き換えるものです。 #部分列([大学名],#文字位置([大学名],"大学院")+3)の意味は、「他のファイルデータ読み込み後のデータ処理便利関数紹介」で説明済みですが、桐関数利用例としては、初級レベルです。 この関数式を使用して平成21年新司法試験合格者数上位30校を表示します。 平成21年新司法試験合格者数順上位30校 以上:1,068文字
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