平成18年 4月28日(金):初稿 |
○桐には、関数と言う便利な機能があります。関数をヤフーコンピュータ用語辞典でひくと次のように定義されています。 「関数 (function) 読み方 「カンスウ」 引数と呼ばれるデータを受け取り、定められた通りの処理を実行して結果を返す一連の命令群。多くのプログラミング言語では、関数がプログラムを構成する要素となっている。多くの言語や処理系では、開発者の負担を軽減するため、よく使う機能が関数としてあらかじめ用意されている。……」 ○私は、桐の一括処理とイベントを少々かじっただけで、ベイシック等のプログラミング言語を勉強したことは全く無く、又桐以外のソフトで相当使いこなしたものも無く、正にこれっ桐の桐信者で、何でも桐で処理することを目指し、このHPも桐で作っています。 ○桐は、関数も充実していますが、私がよく使う関数は#表引き、#条件選択、#文字置換、#部分列等です。#表引きは、複数ファイルのデータの遣り取りに使用しており、当事務所データ処理の二本柱である顧客簿、事件簿のデータを取り寄せ表示する方法は、殆ど顧客ID、事件IDを経由しての#表引き一本です。 ○例えば訴状を作成するときに事件簿にある事件名データを取り寄せる方法は、 #表引き( [事件ID] , = , 事件簿 , [事件ID] , [事件名] ) と#表引き関数を利用しますが、当事務所ファイルには殆ど事件ID項目をつけてデータを入れておきますので、この方式で事件簿データをコピーペーストすることなく自動的に表示します。 ○かな文字からローマ字変換する方法もこの#表引きを利用しており、具体的には次のようにしています。 #表引き(#部分列([かな],1,1), =,"ひらがなローマ字変換1.tbl",[かな],[半小])+#表引き(#部分列([かな],2,1),=,"ひらがなローマ字変換1.tbl",[かな],[半小] )+#表引き(以下省略) これは、当該ファイルの[かな]の1番目の1文字例えば、「さ」とひらがなローマ字変換1.tblの[さ]と同じレコードの[半小]のデータである「sa」を表示させ、次に2番目の1文字例えば、「と」とひらがなローマ字変換1.tblの「と」と同じレコードの[半小]のデータである「to」を表示させると続けることで、「さとう」を「satou」と変換します。 ○以上の#表引き関数使ってひらがなローマ字変換1.tblのデータを利用する方法で、「さとう」を「satou」と変換しますが、ヘボン式ローマ字の場合、例えば「じゅっかい」は「jilyultukai」と変換され、更に関数を利用して、「jukkai」と修正する方法を仙台桐研4月例会で勉強しました。鍵は関数#文字位置にあります。 以上:1,135文字
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